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サーキュレータ―と一体になったスチーム加湿器。燕三条のSANKAが発売
2022年1月21日 15:05
新潟県燕三条地区のメーカーSANKAは、2022年より家電事業に参入。第1弾として「サーキュレーター付パワースチーム式加湿器 SSH-8000」を3月25日に発売する。価格は33,000円。
業界初とするサーキュレーター機能も付いたスチームファン式加湿器。新開発ヒーターユニットからの強力なスチームを、内蔵のサーキュレーターが素早く部屋全体に届けるという。適用床面積は最大22畳で、LDKの居住空間から個人病院、小規模オフィス、店舗まで使用可能としている。
部屋の隅々まで均一にスピード加湿するための「Hyper Hybridシステム」を搭載。12畳の室内の場合、部屋の対角まで40分弱で行き渡らせるという。
スチーム式で気になる吹き出し口の熱については、スチーム経路にクランクを設けることで温度を下げるバイパス機構を装備。高温スチームによるやけどの危険を大幅に減少するとしている。
加湿せずにサーキュレーター機能のみの使用も可能。3段階の風量調整ができ、部屋干しなどにも活用できるという。なお、風向きは真上のみとなる。そのほか、アロマ用のカップを背面に備え、好きなフレグランスを入れて香りを楽しめる。
加湿性能は800ml/時。タンク容量は4Lで、連続加湿時間は約5~20時間(Hyper~Eco)。給水はタンク下側のキャップを外して行なう。
本体サイズは335×200×390mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5kg。消費電力は650W。
加湿器、空気清浄機、掃除機で家電業界参入。プロフィギュアスケーター村上佳菜子さんも体験
2022年で創業52年を迎えるSANKAは、これまで産業用機械部品のほか、収納や園芸といった生活用品を手掛けてきた。新たに今回のサーキュレーター機能付き加湿器に加え、空気清浄機やスティック式掃除機、ハンディ掃除機を投入し、家電事業に参入する。加湿器の販売目標は年間1万台を計画している。
製品発表会のゲストとして、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんも登壇。
現役選手時代は、乾燥がひどいときには顔の皮がむけてしまうこともあったほど苦労したという村上さん。SANKAの「サーキュレーター付パワースチーム式加湿器 SSH-8000」を体験したところ、「外では静電気が起きていたが、控室で試したところ、静電気が気にならなくなった。加湿しすぎることもなくちょうどいい具合で心地よかった」とのこと。
サーキュレータ―による効果で素早く加湿できるという点については「加湿の悩みとして、その場所だけベタベタになることがあった。サーキュレーターが付いているとそういうことはなく全体に広がるのが魅力」と気に入った様子だった。