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ブラザー、紙や布を自由な形で切り出せるカッティングマシン用の追加キット

小文字カット用キットと作例(上)、布用粘着カッティングマットと作例(下)

ブラザー工業は、カッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)DX」シリーズのアクセサリーを2種類、9月上旬に発売する。価格は「小文字カット用キット」が6,500円、「布用粘着カッティングマット」が3,000円。

「スキャンカットDX」は、紙や布を切りたい形に切れるカッティングマシン。内蔵する図形の切り抜きだけでなく、搭載しているスキャナーを使えば、PCを使わずに手描きやプリントアウトしたイラストなども切り抜ける。さらに、オリジナルのカットデータをPC上で作成することもできるため、個人やクリエーターによるスクラップブッキングやシール制作、店舗におけるPOPやラッピング、保育園や幼稚園における掲示物の装飾など、さまざまな場所で活用されているという。

今回発売するアクセサリーは、Adobe Illustratorなどの専門ソフトで位置合わせマークが付加された印刷データとカットデータを一緒に作成し、狙った線をカットできる拡張機能を備える。

Adobe Illustratorでデータを作成する場合は「ScanNCut Link」、ブラザーの無料Webアプリ「CanvasWorkspace」でデータ作成する場合は「Print to Cut」を使用する。

「小文字カット用キット」は、専用の刃とホルダー、カットデータのキット。カッティング用ステッカーシートなどをより精緻に切りたいというニーズに応え、従来の刃よりも細かい模様のカットを可能にしたとしている。このほか、同梱の認証コードを「キャンバスワークスペース」に登録することで、ステッカーシートのカットに使える拡張機能が利用できる。ステッカーシート用拡張機能は、模様分割機能、カス取り線付与、小文字カット用サンプル模様20種など。

「布用粘着カッティングマット」は、薄手の布の貼り・外しがしやすい加工を施した布用マット。布用のマットとして従来推奨していた強粘着マットよりも、伸びやすい素材をしっかりホールドするとしている。