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シャープ、ネコの舌を応用した世界最軽量コードレスキャニスター掃除機
2018年8月23日 06:30
シャープは、ラグマットなどの段差を簡単に乗り越えられるコードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」を、9月21日に発売する。着脱バッテリー2個付属の「EC-AS710」と、バッテリー1個の「EC-AS510」の2機種を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、80,000円前後、70,000円前後(税抜)。
【9月11日訂正】
記事初出時、発売日を9月13日としておりましたが、事情により9月21日発売に延期されることがメーカーより公表されました。訂正いたします。
キャニスター型ながらコードレスで使えるサイクロン掃除機。本体やホース、吸込みヘッドを含む総質量は、パワーブラシタイプのサイクロンキャニスター掃除機において、世界最軽量の2.9kgを実現している。バッテリーが手元に備えられているスティックタイプとは異なり、キャニスタータイプは手元が軽く高いところもラクに掃除できる点を特徴としている。
ラグマットやキッチンマットをラクに乗り越えられる「ラグ越えヘッド」
新モデルでは、ラグマットなどの段差を簡単に乗り越えられる「ラグ越えヘッド」を採用。従来は吸込みヘッド先端部が閉じていたが、新モデルでは開いた構造に改良した。新ブラシのアシスト機能との相乗効果により、ラグマットやキッチンマットなどの段差も、吸込みヘッドを持ち上げずラクに乗り越えられるという。
新ブラシは、固い剛毛ブラシと柔らかい捲縮(けんしゅく)ブラシを組み合わせており、剛毛ブラシでラグマットの毛高を抑えながら、捲縮ブラシでラグマット面を捉える。これにより、従来品(EC-AS700)と比べて、ラグマットを乗り上げる際の体の負担が約55%軽減されたとしている。
モーターは、大風量高圧3Dファンモーターを新搭載。従来モデルと比較して吸引性能が約20%向上し、コードレスながら電源コード付きキャニスター掃除機と同等の高いゴミ取り性能を実現している。吸込口が開いた構造になったため、壁際のゴミもガバっと一気に吸い込めるようになったという。
パイプが自立する「マジックバランス」に、ワンタッチですき間掃除できる「スグトルブラシ」
パイプ部分が自立する「マジックバランス」も新たに採用。手元から先の重心バランスを見直したことで、パイプ部分が自立するようになった。掃除中に家具を動かすときや急な電話があった際にも、パイプを自立させて掃除を中断でき、体をかがめてパイプを床に置く必要がないという。
また、パイプを自立させると運転も自動停止する「スタンバイ機能」を採用しており、無駄なバッテリーの消耗を防げる。再びハンドルを握ってパイプを倒せば運転が開始する。なお、自立させた状態で1分経過するとそのまま電源がオフになる。
ワンタッチでノズルの形状を変えられる「スグトルブラシ」も備える。本体のスイッチを押すと、立ったままパイプから吸込みヘッドを外せ、先端が掃除ブラシに切り替わる。部屋の角や窓のサッシなどの狭い場所や棚の上など、ブラシ掃除が適した場所を、サッと掃除できるという。
外した吸込みヘッドの接合部は倒れずに自立する構造のため、ブラシ掃除が終わった後も体をかがめずに再びパイプを装着できる。
ネコの舌を応用した「スクリュープレス」でゴミを約1/5に圧縮
ダストカップには、ゴミの再膨張を抑えるスクリュープレスを採用。ネコの舌をサイクロンに応用した技術で、ハンドルを回すだけでゴミを約1/5に圧縮できる。ゴミを押し固めるため、ゴミ捨て時にホコリが舞い上がりにくいという。
バッテリーは充電式リチウムイオンバッテリーを採用。連続運転時間は、バッテリー2個連続使用時の運転時間は、強/弱/自動モードの順で、約16分/約60分/約40分。バッテリー1個の充電時間は約80分。
アタッチメントは、着脱バッテリー2個付属の「EC-AS710」には、ふとん掃除パワーヘッド、2段伸縮すき間ノズル、はたきノズル、ベンリブラシを備える。バッテリー1個タイプの「EC-AS510」は、すき間ノズル、はたきノズル、ベンリブラシが付属する。
本体サイズは共通で、204×390×230mm(幅×奥行き×高さ)で、総重量は約2.9kg。カラーは、EC-AS710がゴールド系、EC-AS510がピンク系とバイオレット系。
