ふっくら白米と秋の味覚! 高級炊飯器で炊いたごはんが食べられる「象印食堂」に行ってきた

　象印マホービンは、圧力IH炊飯ジャー「南部鉄器 極め羽釜 NW-AT10」で炊いたごはんが食べられる「象印食堂」のオープンに先立ち、メディア向けの体験会を開催した。東京・表参道(10月27日～11月5日)と、大阪・梅田(11月17日～11月26日)に、期間限定でオープンし、営業時間は11時～16時(ラストオーダー15時30分)。1日100～150食限定。

圧力IH炊飯ジャー「南部鉄器 極め羽釜 NW-AT10」で炊いたごはんが食べられる「象印食堂」をオープンした

　象印食堂は、同社炊飯器のハイエンドモデル「南部鉄器 極め羽釜 NW-AT10」(想定価格:13万円)で炊いたごはんと、柳原料理教室・副主宰の柳原 尚之さんが監修した“おいしいごはんに最も合うおかず”のセット「極め御膳」が楽しめるアンテナショップ。

　ごはんはNW-AT10の機能である、121通りの炊き方から選べる「わが家炊き」を活かし、「ふつう」「しゃっきり」の2つの食感と、もっちり炊いた玄米の3種類を用意(いずれもおかわり自由)。おかずは、きのこ汁や、さつまいもを使った秋野菜の炊き合わせ、牛肉の八幡巻きなど、秋の味覚を使った5つを用意。メニューは「極め御膳」のみとなり、価格は1,000円(税込)。

表参道店

圧力IH炊飯ジャー「南部鉄器 極め羽釜 NW-AT10」で炊いたごはんが食べられる

内釜に、岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」を採用。かまどで炊いたようなごはんに炊き上げるという

121通りの炊き方から選べる「わが家炊き」を搭載

　メニューを監修した柳原料理教室・副主宰の柳原 尚之さんは、今回用意したおかずについて次のように話した。

　「まず、象印さんの炊飯器で炊いたごはんがとても美味しいので、このごはんを沢山食べられるおかずにしようということから考えました。日本料理は出汁と発酵食品がベースになっていますので、出汁を活かしながら味噌やしょうゆなどの発酵食品で味を整えました。そこに、五味といわれる『甘味/酸味/塩味/苦味/うま味』をきちんと感じられる味付けを考え、5品のおかずを用意しました」

柳原料理教室・副主宰の柳原 尚之さん

象印食堂で提供される「極め御膳」。ごはんに合うおかずを用意したという

ふっくら白米にしゃっきりも! 3種類のごはんを食べ比べ

　まずは、炊き方の違う3種類のごはんから食べてみた。白米は新潟県佐渡産「コシヒカリ」を使用している。白米「ふつう」で炊かれたごはんは、象印の炊飯器の特徴ともいえるもっちりとした食感が印象的。ごはんの甘味や粘りも感じられ、お米本来の味を楽しめる。

　「しゃっきり」で炊いた白米は、ごはんの粒感があり、噛むと口の中でパラパラとごはんがほぐれ、かための食感が好きな筆者は好みだった。さっぱりとした味わいで、おかずがすすむ仕上がりだ。

白米はツヤツヤで、ごはんだけでも食べられるほど美味しい

　そして、驚いたのは玄米の美味しさ。独特のクセがなく、白米と同じように食べられた。これまで玄米といえばパサパサとした食感というイメージがあったが、提供された玄米はそれとは全く異なり、ふっくら、もっちりしていて美味しい。

　NW-AT10には、専用の「玄米メニュー」が用意されており、1.5気圧の高圧力をかけ続け、112℃の高温を保ちながら炊くため、もっちりとした食感に仕上がるのだという。確かに、その機能がきちんと活きていると感じられる食感だった。これなら、毎日食べられると思ったほどだ。

白米「ふつう/しゃっきり」、玄米を食べ比べ。玄米はもっちりしていて美味しい

牛肉の八幡巻きは甘辛い味付け

野菜の炊き合わせ

糸瓜と胡瓜の酢の物、圧力IHなべ「煮込み自慢」で調理した黒豆も用意された

　合わせて提供されたおかずはどれも絶品で、それぞれ異なる味わいがあった。牛肉の八幡巻きは甘辛い味付けで、ごはんを何杯も食べられそうだった。出汁が利いたきのこ汁も、なめこのとろみがやさしく、秋の味覚を楽しめる。

　なお、東京と大阪では1日に提供されるメニュー数が異なり、東京は1日150食、大阪は1日100食となる。各店の詳細は以下のとおり。