カデーニャ

あと3分で就寝!? 応用性高いLinking対応「Tomoru」で健康生活

 突然ですが先日、不眠症と診断された私。最近では医者から「夜11時半には薬を飲んで0時には電気を消して、絶対にスマートフォンの画面を見ない。眠くなくても布団に潜り目をつぶる。そして朝6時には起きる」という生活指導を受けております。

 そんな生活で役に立っているのが、NTTドコモが販売している「Tomoru」というIoTデバイスです。Tomoruはその名の通り、ライトがともる機能と、BLEビーコンとしての機能をもっています。

docomo select Tomoru」(価格:1,500円)

 本来は「キッズケータイ」とTomoruをリンクして、子供が家に帰ってきたときにSMSで親のスマートフォンに通知する、なんていう用途向けに売り出しているのですが、私の場合は、Tomoruのライトの点滅間隔が夜0時の就寝時間が近づくにつれて短くなるようにして、感覚に「ほら、急がないと寝る時間だよー」と自分に教えるためにパソコンの前に置くようにしました。

筆者の作業デスク上は、今こんな状態です。Tomoruの合図で就寝し、cloudissで起きるという、IoTグッズに囲まれた生活……

 Tomoruがウルトラマンのカラータイマーのように急激にピッコンピッコン点滅し始めたら、もう本当に就寝の時間です。あーん、もう少しで原稿仕事が終わるのにー。本当は全然別のことのために買っていたのですが、とはいえ、Tomoruを買っていてよかったな、と0時就寝6時起床の習慣が身体に染みつきつつあると思います。

 で、なぜTomoruをこんな風に使えるかというと、実は「Linking」というIoTプラットフォームを利用しているおかげで、用途に合わせてTomoru用のさまざまなスマートフォンアプリを利用できるようになっているからなんです。

Linkingには、さまざまな応用アプリが提供されていて、いろいろなことに使えます

 私の場合は、夜0時に向けて点滅が早くなるように「時間が近づくと点滅が速くなるアプリ」を使っています。他にも「雨が降りそうならTomoruが光る」とか、「ゴミ出しの日に光る」とかのアプリもあるので、不眠症が治ったら今度はそういう使い方をしてみようと思っています。

 ちなみに、Linking対応デバイスには、Tomoruの他に温湿度センサー「Tukeru TH」などもあります。個人的に、リモート温度計にできそうなTukeru THは非常に気になっていて、買ってしまうかもしれません。買ってしまうと思う。買ってしまうんじゃないかな。

この記事は、2017年9月7日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。

大和 哲

1968年生まれ東京都出身のライター。88年、パソコン誌「Oh!X」(日本ソフトバンク)にて執筆開始。PCやスマートフォン、モバイル関係のQ&A、用語解説、プログラミング解説などを書く。代表作は「ケータイ用語の基礎知識」(インプレス・ケータイWatch) Oh!X誌上では「オタッキー(で)」とも呼ばれた、その筋人。最終学歴は東海大学漫画研究会。ホームページはhttp://ochada.net(イラスト : 高橋哲史)