やじうまミニレビュー
スマホを調理中の水滴から守るマグネットホルダー
by 川端 衣里(2014/12/17 07:00)
マンションやアパートのキッチンの弱点、それは「圧倒的に作業スペースが狭い」こと。ご多分に漏れず我が家のキッチンも作業スペースは極狭。
「クックパッドを見ながら作りたいけど、スマホを置く場所がないなぁ……ぎゃっ、iPhoneに油がハネた!」
そんなお粗末な環境だった我がキッチンに救世主が現れました。それが今回ご紹介する「スマートフォン用マグネットホルダー」です。
スマートフォンを固定するマグネット付きのホルダーで、冷蔵庫などにスマートフォンを固定できます。
メーカー名 | エレコム |
---|---|
製品名 | ELECOOK スマートフォン用マグネットホルダー |
品番 | KTG-PH01WH |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,169円 |
自立式タッチペン「KTG-TPS01」と同じく、エレコムの「ELECOOK(楽しくて快適なキッチン用スマートフォンタブレットアクセサリーシリーズ)」のひとつで、そのコンセプト通り、かゆい所に手の届く素敵なアイデア商品です。
マグネットホルダーの本体サイズは一番小さい状態で73×100×55mm(横×縦×厚さ)、最大限に広げると140×100×55mm(同)重さは105gです。
耐荷重量は最大600gまでで、対応するスマホのサイズは53×106×6.5mm~83×147×13mm(同)です。
長方形の板状の部分は、裏面に強力な磁石が付いており、側面と下部には載せられたスマホが落ちないように支えるパーツが付いています。
内側全体に接着されている硬めの黒いスポンジが滑り止め及び様々な大きさのスマホに対応する柔軟性を生んでいます。
このマグネットホルダーは、iPhone 5やiPhone 6 Plusなど、極端に大きすぎる、小さすぎる物でなければほぼ全てのスマホに対応可能です。詳しい対応機種は、製品情報ページの下部にある仕様の対応機種よりご確認ください。
ボタンを押すと自動的にアームが広がる
さっそく使ってみます。まずは、ネジで留めてある下部のパーツを手前に向け、スマホが落ちない為の支えを作ります。
そして、側面にあるアームのすぐ下のボタンを2つ同時に押すと、内部の歯車が動き、自動でアームが伸びて横幅が広がります。これ、オモチャのようで少し楽しいポイントです。思わず何度か入れたり出したりしたくなります。
十分にアームが開いたらスマホを乗せ、ぴったりの大きさになるように調節します。黒いスポンジ部分に食い込むよう、若干きつめに調節すると安定感が出て良い感じです。この時、アームの両端の突起部分を上下に開くことができ、より確実にスマホを支えることができます。
ぴったりの大きさになったら、あとは冷蔵庫に貼ってお料理するだけ。ちなみに、画面を横向きで見たい場合は下部のパーツを邪魔にならないよう動かせるので、大画面で動画などを見ながら調理することもできます。
超強力マグネットで落下の心配なし
マグネットホルダーを、冷蔵庫まで1cmほどの距離まで近付けると、勝手にズバンッと吸い寄せられてしまうほど強力なマグネットが使われています。これなら、たとえ大地震が起こったとしても落下する心配は無いでしょう。使用後は、上か下を先に引っ張って斜めに冷蔵庫から離すと簡単に外すことができます。
ちなみに、マグネットのつかないガラス製冷蔵庫をお持ちの方でも問題ありません。本製品に付属しているシールでくっつく金属プレートをあらかじめ冷蔵庫に接着しておくことで使用可能となります。
調理中のストレスは激減
実際に調理中に使用してみます。私はいつもお料理中、スマホをシンクとコンロの間の作業スペースに置いていたのですが、この場所のまあ狭くて、汚れやすいこと。洗い物をすれば水滴が飛び、粉物を使えば白く汚れ、揚げ物なんてした日にはいつのまにかハネた油でベトベトです。
「じゃあそんなとこに置くなよ」とお思いでしょうが、クックパッドやお料理ブログを見ないと何も作れない新米主婦なので、これまでは涙をのんでいちいち汚れたスマホを拭いてきたのです。
それがこのマグネットホルダーでスマホが冷蔵庫に移動しただけで、驚くべき快適さ。スペースの狭さは相変わらずなのに、何にも気にせず汚せるというのはここまで人を自由にするものでしょうか。
スマホ自体は小さなものですが、それが作業台にあると無意識のうちに「汚したくない」と思ってしまい、必要以上に大きな範囲を使わずに避けていた事が分かります。コンロとシンクの間を移動する際に落ちる水滴を気にしなくていいというだけで、調理の効率が飛躍的にアップし、時短にも繋がりました。
ダイナミックな調理の可能でレパートリーの増加も見込める?
この便利さは秀逸です。これまでは油が飛ぶのが嫌で揚げ物を避けたり、水滴が不安で野菜などをがっつり水切りできなかった私ですが、スマホが無ければこれらの問題はすべて解決。技術さえあれば、思いっきり中華鍋を振って本格中華を作ることも可能です。
今後は、今まで作るのをさけていたハンバーグや唐揚げなど、キッチン汚し系のメニューの出番が増えそうです。
料理中にスマホを手放せない方、思うがままに料理の腕を振るいたい方、これはそんな貴方のためにある商品です。