やじうまミニレビュー

一度に7粒の種抜きができる! さくらんぼ用種抜き

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
小久保工業所「さくらんぼ用種抜き Cherry Pitter KK-127」。さくらんぼの種抜き器。欧米では普及しているが、日本国内ではまだ珍しいアイテム

 アメリカンチェリーが出回るシーズンになるとワクワクする。そのまま食べるのはもちろん、ケーキを作るのも楽しみだ。

 しかし、さくらんぼはいつも種抜きが面倒。いつもは2つに割って種を取り出していたが、できることなら丸ごと使いたい。色々なタイプの種抜き器が販売されているが、今回は一度に7粒の種抜きができる「Cherry Pitter」をご紹介する。

メーカー名小久保工業所
製品名さくらんぼ用種抜き Cherry Pitter
品番KK-127
希望小売価格3,240円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,790円

上からグッと押すだけ! すぐに種が取れる

 今はさくらんぼが旬のため、色々な種類のものが手に入る。手頃な価格だった山形のさくらんぼ「小さな恋人」とアメリカンチェリーで試してみた。

 チェリーホルダーのくぼみにさくらんぼを一粒ずつ入れる。このとき、向きを気にする必要はない。

サイズは直径が11.4cm、高さは16.2cm
左上がピッタープレス、右上がプレート、下がチェリーホルダー
さくらんぼは2種類用意してみた

 透明なプレートを上からセットする。さらにその上からピッタープレスの棒をプレートの穴に差し込み、さくらんぼに貫通するまで上からグッと押す。さくらんぼから押し出された種は、チェリーホルダーの底にたまっていく。

 プレートをはずしてみると、さくらんぼには+の形をした穴が開いており、きちんと種が取れていた。チェリーホルダーの底面の蓋を外せば一度に種を捨てることができる。

さくらんぼをセット。ポンポンと置いていくだけ
上にプレートを置いて固定し、ピッタープレスを差し込む
グッと押す

 種は溜まっていくので、どんどん作れる。果実酒やケーキを作るために、さくらんぼを大量に使うときも、これなら面倒がない。

どちらも種だけきれいに抜け落ちている
チェリーホルダーに種がたまるので、まとめて捨てられる

 食器洗浄機や食器乾燥機は使用できないが、使用後すぐに水で流せば汚れはスルッと落ちる。なお、ピッタープレスの刃の部分は樹脂だが、鋭利なので洗浄時には注意していただきたい。

アメリカンチェリーを使ったケーキがおいしい!

アメリカンチェリーを使ったケーキ。丸ごと粒が入ったケーキはおいしい!

 いつも、半分に切って種を取り出していたアメリカンチェリーも、短時間で種を取ることができた。アメリカンチェリーを丸ごと1個ケーキにいれると、ゴロッとジューシーな食感になり、チェリーの香りとおいしさを存分に楽しめる。

 また、種をうまく取り出せない小さな子供に、さくらんぼをあげるときも便利だ。

 さくらんぼの種抜き器は、1粒ずつできるものは多いが、7粒同時にできるのはめずらしい。さくらんぼを使った菓子や果実酒など、一度にたくさん使うことが多い場合は、大変助かっている。

 さくらんぼの種を抜くためだけのアイテムであり、ニッチな製品ではあるが、購入すると色々なパイやケーキ、チェリー酒などを作りたくなる。特にお菓子作りが得意な方におすすめしたい製品だ。

石井 和美