やじうまミニレビュー
2.5mmの超細幅で細かい文字が消せる修正テープ
by 片岡 義明(2014/5/29 07:00)
手書きの書類を作成する場合に、強い味方となるのが修正テープ。修正液と違って紙の上に均一かつ直線状にテープを貼ることが可能で、仕上がりもきれいだ。一方、テープ状で幅が決まっているので、テープ幅よりも狭い部分を修正する場合、消したくない部分まで白く修正しなければならないという問題もある。
そんなときに役に立つのが、今回紹介するトンボ鉛筆の「修正テープ モノノート 2.5」だ。この修正テープは、2.5mmという細幅のテープを採用しており、トンボ鉛筆の一般的な修正テープの幅(5mm)と比べるとちょうど半分に相当する。A罫ノート(行間7mm)やB罫ノート(行間6mm)はもちろん、C罫ノート(行間5mm)の罫線間に書いた文字の修正にも最適だ。また、漢字や数式の一部を修正したり、アンダーラインだけを消したりするのにも便利だ。
メーカー | トンボ鉛筆 |
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製品名 | モノノート 2.5 |
希望小売価格 | 200円(税抜) |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 200円 |
トンボ鉛筆の調査によると、修正テープ使用者(中・高・大学生男女2,406名)に製品に対する要望を聞いたところ、「細かい部分をもっと修正しやすくしてほしい」と答えた人が41.9%と多かった。その声を反映して開発されたのがモノノート 2.5で、2.5mm幅の修正テープは世界最細幅だという。
この修正テープのもう1つの特徴は、本体サイズがコンパクトなこと。サイズは26×61×13mm(幅×長さ×厚さ)で消しゴムのような形をしている。重量もわずか10gと軽量だ。この軽量・コンパクトな本体の中に、幅2.5mmのテープを4m内蔵している。
カラーはブルー、グリーン、ピンク、ブラック、スタンダードの5色。もっとも目を惹くのは、今回使用した「スタンダード」だ。MONO消しゴムに似たデザインで、おなじみの青線と黒線、それに「MONO」のロゴが入っている。これを持って修正している姿は、まるでMONO消しゴムで字を消しているように見える。中央部分はスケルトンになっており、テープリールなどが見えるのも楽しい。
さっそく使ってみよう。テープを貼るためのヘッドは、簡単に出し入れできるスライド機構を採用している。使わないときはヘッドを収納することが可能で、携帯時にテープが保護される。スライドレバーの出し入れは引っかかりなどもなくとてもスムーズで、片手だけでサッとヘッドを引き出せる。
また、この収納式ヘッドはスケルトンになっており、斜めにした状態でも修正箇所が見やすい。実際に使ってみたところ、狙った箇所を的確に修正することができた。
テープの繰り出しについても、変な引っかかりがなく滑らかで、長い文の場合もスムーズかつきれいに貼れる。修正した上にボールペンで上書きしてみたが、強めに書き込んでも削れにくく、きれいに文字を書くことができた。
細幅テープは細かい部分を自在に修正することが可能なので、これに一度慣れてしまうと、従来の5mm幅の修正テープは小回りが効かず使いにくさを感じてしまう。2.5mm幅だと広い範囲を修正する場合は手間が増えるので、可能であれば5mm幅と2.5mm幅の2つを持つのが理想的だ。どちらか1つを選ぶとしたら、個人的には2.5mm幅を選ぶと思う。ノートやメモ帳などの細かい字を修正する機会の多い人にはおすすめだ。