やじうまミニレビュー

ジップロックを手の支えなしで使える便利グッズ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
あおぞらの「Food Bag Keeper」は、ジップロック(ジッパー付き保存袋)などを自立させるキッチングッズだ

 ジップロックに代表されるジッパー付きの保存袋は、密閉度が高く、食材の保存に大変重宝する。だが、使う時には袋を手で支える必要があるので、手がふさがるため、鍋から料理を移し替えるような作業にはちょっと厄介だ。

 そこで紹介したいキッチングッズがある。あおぞらの「Food Bag Keeper」だ。保存袋を支える事から開放してくれる便利グッズだ。保存袋を2本のアームにセットすれば、ペラペラの保存袋が支え無しで自立し、口を開けていてくれるので、両手が自由に使えるようになる。

メーカーあおぞら
製品名Food Bag Keeper
希望小売価格630円
購入場所楽天市場
購入価格630円

 Food Bag Keeperは、円形の土台に折りたたみできる2本のアームがついている。アームの先は保存袋を挟み込むクリップになっており、土台のフチは滑りにくいエラストマーがはめ込まれている。アームを収納時の大きさは、約90×220×29mm(幅×高さ×厚み)で、重さはわずか50g。場所を取らない。

製品パッケージ
収納時の大きさは、約90×220×29mm(幅×高さ×厚み)で、重さはわずか50g

 使い方はとても簡単だ。2本のアームを起こして長さを調節し、保存袋のジッパーを開けて、袋の端の真ん中をクリップに「スッ」と差し込むだけ。クリップは強力ではないが、凹みにジッパーが引っかかるので滑り落ちない。アームの長さの調節範囲は180~270mmで、中~大サイズの保存袋に対応。セットした保存袋の開口部の広さは90mmぐらいだ。

使用時はアームを起こし、アームの長さを調節し、保存袋の端を差し込むだけ。大(左)・中(右)の保存袋を取り付けたところ
アームの長さは約3.5mm刻みで、調節範囲は180~270mm(画像左)だ。土台の底は滑りにくいエラストマー製
クリップの窪みが保存袋のジッパーに引っかかり、滑り落ちにくい。保存袋は90mmほど開いたままになる

 使い心地は良好! 両手が使えるので、鍋の内側をヘラでこそぎながら、残り物のカレーを袋に移す、という芸当も簡単にできた。開口部が十分にあるので、袋のフチもさほど汚れず、おでんなどの大きな食材も簡単に入れられ、だし汁も注ぎ入れやすかった。

 使用中、袋が外れたり、倒れたりすることもなかった。保存袋に料理などが注がれると、土台に沿って袋の底も床に付き、思いのほか安定するからだ。試しに大サイズの保存袋に3Lの水を注いだが、袋はちゃんと自立したままで、袋の端も滑り落ちなかった。

両手が使えるので、ヘラで鍋をこそぎながら、ペラペラの保存袋にカレーを移し変えるのもラクラクだ
開口部が広いので、保存袋のフチをあまり汚さないで具材も入れられる(上)。おでんの出汁も簡単に注ぎ入れられた
大サイズ(268×279mm)の保存袋に3Lの水を入れた様子。倒れるリスクは否めないが、しっかり自立し、袋の端も滑り落ちなかった。とはいえ、大量の汁物はシンク内で行なうほうが安全だろう

 しかし、アームはネジなどで固定されているわけではないので、はずみで倒れない保証は無い。使う時は、万が一倒れても構わないシンク内で作業すれば、より安全・安心だろう。周りを汚しても掃除もラクだ。濡れているシンクの中でも、土台の底のエラストマーが滑りにくく、とても使いやすかった。

 Food Bag Keeperは紙パックやペットボトル、洗浄した保存袋の水切り、乾燥にも重宝する。

軽いものの、水切り、乾燥にも役立てられる。水に濡れたシンク内でも滑りにくかった
折りたたんでしまえば、小引き出しにも収まりやすい

 ジッパー式保存袋が確実に使いやすくなるグッズで、価格もお手頃。折りたたんでしまえば、小引き出しにも簡単に収納できるので邪魔にもならない。料理の保存をより快適・簡単にするキッチングッズとして、是非オススメしたい。

藤原 大蔵