やじうまミニレビュー
ドリテック「タンク型浄水器 アクアリア」
~ペットボトルやコップにのせて直接ろ過できる
by すずまり(2013/5/31 00:00)
東京の水、おいしくなったとしてもやはり浄水はしたい
今では台所に生活に欠かせない浄水器。賃貸の拙宅では、蛇口の先端に浄水器を取り付け、中のカートリッジを交換して使ってきた。今では、東京の水はずいぶんおいしくなったと言われているが、やはり飲み水として利用する際は、浄水した水を使いたい。
今回は、コップや水筒などに直接ろ過した水を入れられる浄水器を紹介しよう。ドリテックの「アクアリア」は、シンプルなタンク型の浄水器で、掃除がしやすい点が特徴だ。
メーカー | ドリテック |
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製品名 | タンク型浄水器 アクアリア WF-101 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,439円 |
コップやペットボトルに乗せるだけで、10種類の物質を手軽に浄水
アクアリアは水道水用の浄水器。タンク式で、必要な量だけコップや水筒に直接ろ過できる点が大きな特徴だ。本体サイズは135×90×221mm(幅×奥行き×高さ)。スタンドとアタッチメントに、カートリッジが1つ付属する。
使い方は簡単で、ペットボトルの口にタンクを直接乗せればすぐにろ過を開始する。コップや水筒など、ペットボトルよりも大きな口を持つ容器なら、付属のアタッチメントを乗せ、その上にタンクを乗せれば、タンクの口が開いてろ過ができる。
タンク容量は1Lで、ろ過スピードは、0.20L/分だという。筆者が実際に測ったところ、最初の500mlは約1分42秒、残り500mlは約3分08秒、トータルで約4分50秒だった。最初の500mlが早いのは、水圧のせいもあるのかもしれない。
ろ過できる物質は、遊離残留塩素、総トリハロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、溶解性鉛、CAT(農薬)、2-MIB(カビ臭)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ジブロモクロロメタンなど、10種類の物質を除去できるそうだ。なにぶん目に見えないものなので、その効果は水の風味で判断するしかないのだが、飲んでみたところ、ペットボトルで購入したミネラルウォーターと遜色ないと感じた。元の水も大きく味を損なっている状態ではないのだが、気持ち、味が優しくなるようだ。何より、カートリッジ周りの状態が分かりやすいというのは大きな安心感につながると感じた。
また、本体をスタンドに置くだけでろ過は止まり、別の容器の口に乗せれば、続けてろ過を再開できるという機能は、災害発生時に飲料水をろ過して分ける際などにも活躍してくれそうだ。
なお活性炭繊維の専用カートリッジは、1日約1.6L浄水したとして、約3か月で交換だという。目安は、フタについたダイヤル式のカウンターを設定しておくことで分かるようになっている。使い始めが4月なら、左を4にしておけば、6月頃が交換時期となるのだ。
夏の飲料水作りにいかが?
使用上の注意点としては、普段から生水をそのままタンクに入れっぱなして放置するというのは、衛生面でお勧めできない。一方で、カートリッジを乾燥させるのもよくないとのこと。しばらく使わないときは、カートリッジを外し、ラップなどで密封して、冷蔵庫で保管してほしいとのことだ。使う際は注意しよう。また、使用済のペットボトルを再利用する際にも、衛生面に気をつけたい。
気温も上がり、喉を潤すための水筒の携帯率が上がる季節。最近では、愛用中の350mlボトルにあわせて水を入れ、直接ボトルに流し込んでいる。水筒の中には氷をいれてあるので、ろ過後でも冷たい水が飲めるのだ。ろ過しておいた水を冷やしておいても、もちろんOK(2日以内に飲用すべし)。そのときも、「アクアリア」を冷蔵用のボトルに直接載せてろ過できる。今ではどこにいっても水は買えるが、1本100円前後の飲料水でも、積み重なると案外バカにできない金額になる。できれば「アクアリア」を活用して、安く済ませたいところだ。