やじうまミニレビュー
アッシュコンセプト「ウキハシ スタンダード」
~箸の先端が浮いて、箸置き要らず
by 小林 樹(2013/5/21 00:00)
仕事柄、会社のデスクで昼食をとることが多い。そんな時、困るのが箸の置き場だ。デスクにじかに置くと汚れるし、弁当箱に立てかけておくと、ふとした拍子に手や腕にぶつかって下に落ちてしまうことがある。慌ただしい平日のランチでは、箸置きを使うほどの余裕もない。
そこで購入したのが、アッシュコンセプトの「ウキハシ スタンダード(以下、浮箸)」。浮箸のメリットは、箸の先端に向かって湾曲しており、デスクに直に置いても、箸がデスク表面に触れず、汚れない点だ。
メーカー | アッシュコンセプト |
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ブランド名 | +d(プラスディー) |
製品名 | ウキハシ(浮箸) スタンダード D-362 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 840円 |
浮箸の外観を見てみよう。本体サイズは18×222×12mm(幅×奥行き×高さ)。上から見ると、普通にまっすぐな箸なのだが、横から見ると、船底のように上方向に湾曲している。
握ってみると、太さは大人用の箸とほぼ同じで、長さも十分にあり、持ちやすい。素材はPBT樹脂で、本体重量は約21gと軽い。食洗機でも洗える。
本体にはプラスチックケースが付属しており、お弁当箱と一緒に持ち歩ける。
さっそくランチ時に使ってみた。普通の箸と同じように、ごはんやおかずを運べる。箸をデスクに置くと、確かに先端が浮いて、くっ付かない。箸を容器の上に置く時に比べて、低い位置に置けるので、飲み物を取る時に手にぶつかりにくく、安心だ。食事はスムーズに済んだ。浮箸の湾曲はとても地味だが、意外と便利なのである。
ちなみにデスクに置く際は、尾端の丸印が上に来るように注意しよう。横向きで置くと、先端がデスクについてしまうからだ。
気になった点と言えば、樹脂製の素材がちょっと安っぽい感じがすること。そのぶん軽量で持ち運びやすいのだが、本物の木の滑らかな質感には及ばない。また、私は気にならなかったが、独特の湾曲を持ちにくいと感じる方もいるかもしれない。
今回は茶色を使用した。カラーは緑、桜(ピンク)、朱(オレンジがかったレッド)、黄も用意されている。また子供の手にピッタリなミニサイズや、竹素材のタイプも3サイズラインナップしている。バリエーションは豊富なので、自分の手に合った1本を探したい。
オフィスのマイ箸にどうぞ
取扱い説明書にはデザイナー、小林幹也氏の言葉が記されている。「このUKIHASHIをお使い頂くことによって、日本の大事な文化を再認識するきっかけにもなればと思います」。使ってみて、その言葉に合点がいった。確かに、弁当箱のふたをあけて箸を置いた時に、手と手を合わせる余裕が生まれた。
現在、会社のデスクに常備して使っている浮箸。昼間忙しいオフィスワーカーの方に、ほっと落ち着くランチタイム用のマイ箸としておすすめしたい。