やじうまミニレビュー
八幡化成「Rolle」
八幡化成「Rolle」 |
シンクの三角コーナーをご存じだろうか。シンクの隅に備えられた小さな容器で、野菜の切れ端や残飯など、いわゆる「生ゴミ」を入れて使用するものだ。その用途からいって、あまりイメージが良いものではなく、なるべく目立たないようにひっそりと置かれている場合が多い。昔はどこの家庭のシンクにも必ずといって良いほど置いてあったが、最近は、ディスポーザー(台所の流し台の下に設置し、水と一緒に生ゴミを流し粉砕させ、下水道に流下させる仕組み)が普及してきたこともあって、使っていないという人も多い。
我が家でも、ここ数年はずっと使っていなかったが、今回紹介する八幡化成の「Rolle(ロレ)」を見つけて、これなら使ってみたい! と思い、数年ぶりに“三角コーナー”を復活させることにした。
メーカー | 八幡化成 |
製品名 | Rolle |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,260円 |
そもそも、我が家に“三角コーナー”がなかったのは、ディスポーザーがあるから……という訳ではなく、単純に生ゴミが露出して置いてあるその見た目が嫌だったのと、衛生的にも抵抗があったからだ。生ゴミがそのまま置いてあると、夏場であれば虫がたかるし、ニオイも気になる。
一方、今回紹介するRolleにはフタがついているため、中のゴミが露出することなく、見た目がすっきりと見える。また、用途に似合わずポップなデザインで、本体カラーも今回選んだパープルのほかに、ブラック/オリーブ/ピンク/ホワイトの全5色が用意されている。さらに、除菌・消臭効果のある「銀イオン」を配合しているというのも嬉しい。
本体背面には吸盤が備えられている | 底面には水切り穴が設けられている | 蓋を開けたところ |
本体サイズは147×167×130mm(幅×奥行き×高さ)で、本体背面には本体を固定するための吸盤が備えられている。ファミリー向けマンションの備え付けのシンクなら充分置けるサイズだが、単身者向けのマンションだと少々厳しいかもしれない。購入の際はサイズを要確認だ。
Rolleを設置する前のシンク | Rolleを設置したところ | 吸盤でしっかり固定できる |
実際、Rolleをシンクに備え付けてみると、思ったよりも自然に馴染んだ。容量は1Lで、玉ねぎやじゃがいもの皮など、4人分のカレーを作る時に出る生ごみも余裕で入った。
1点だけ気になったのは、シンクの角部分にRolleを設置した場合、フタが開けずらくなってしまったこと。シンクの壁面に阻まれてフタが途中までしか開かなかった。作業スペースを考えると、やはりRolleのようなポットは角に置きたいので、ここはぜひ改善して欲しいところだ。
容量は1Lで4人分のカレーを作るのに使った玉ねぎ4玉、じゃがいも3個分の皮を余裕で捨てることができた | Rolleを角に設置するとフタを全開できなかった | シンクの壁面がフタに引っ掛かってしまった |
使い続けて3カ月が経つが、やっぱりシンクにゴミを置いておけるスペースがあるというのは便利。ゴミはRolleに入れるというのがクセになってきて、シンクをいつもきれいなままキープできるようになった。生ゴミが露出していないので、見た目にもスッキリとしているし、ニオイが気になることもない。しっかりフタがかぶせてあるので、夏場でも虫が寄って来ることもなさそうだ。
本来なら、生活感丸出しの場所であるシンクをすっきりと見せてくれるので、リビングからシンクが見えるアイランドキッチンやオープンキッチンを使っている人には特におすすめしたい製品だ。
2012年 1月 11日 00:00
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