やじうまミニレビュー
レアック・ジャパン「レンジで半熟卵ボウル」
レアック・ジャパン「レンジで半熟卵ボウル」 |
サラダや煮物、パスタなどに彩りを加えたい時に便利な一品といえば、つるんとした白身の中にとろっとした黄身が隠れた半熟卵だ。
今回は、この半熟卵を手軽に電子レンジで作れるというキッチンツール、レアック・ジャパンの「タツヤ アイデアキッチン レンジで半熟卵ボウル SK002KT24(以下、レンジで半熟卵ボウル)」を試してみた。
メーカー | レアック・ジャパン |
製品名 | タツヤ アイデアキッチン レンジで半熟卵ボウル SK002KT24 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
販売価格 | 525円 |
半熟卵とは、黄身がトロトロで、白身が柔らかく固まった状態の卵のことだ。白身だけ凝固させるためには、黄身と白身の固まる温度の差を利用する。黄身の固まる温度は約70℃で、白身の固まる温度よりも約10℃低い。黄身が完全に固まる前に加熱を止めれば、前述のように黄身がトロトロの半熟卵に仕上がるのだ。
家庭で半熟卵を作る際には、鍋で温めたお湯に、卵を殻ごと浸す方法が一般的だが、「レンジで半熟卵ボウル」では、先に卵の殻を割り、卵の中身だけを容器に入れて、電子レンジで約50秒加熱調理する。要するに、欧米でメジャーな卵料理の1つ、卵の中身だけをお湯で茹でた“ポーチドエッグ”に近いものができあがる。
本体は、ポリプロピレン製。本体サイズは103×51.5mm(直径×高さ)、重量は約30g。フタの部分は開閉式になっている。
ちなみにこのボウル、TVや雑誌でよく見かけるシェフ・川越達也氏プロデュースの「タツヤアイデアキッチン」シリーズの製品だ。
半熟卵ボウルは手のひらサイズ | 本体を半分覆うフタの部分は開閉式になっている |
使い方は簡単。ボウルに卵を割って入れ、卵黄にフォークで4~6カ所穴を開ける。こうすることで、レンジの中で卵が爆発してしまうのを防いでいる。穴を開け忘れないように気をつけよう。
あとは卵が浸るように少量の水を注ぎ、レンジに入れてチンする。加熱時間の目安は、500Wで約50秒、とパッケージ背面の取扱説明書には書かれている。
加熱が終わったら、ボウルを取り出して、フタを使って湯きりをするだけだ。湯きりで余計な水分を落とすと、ふんわりとした半熟卵が現れる。
卵黄に4~6カ所穴を開ける | 卵が浸るよう少量の水を注ぐ | 500Wのレンジで約50秒温める |
レンジで加熱後、取り出した状態 | フタを使って湯きりをする |
弾力のある白身を割ると、中からトロッとした黄身が流れ出す。きちんと半熟卵として仕上がっていた。
ふんわりとした半熟卵が出来上がっている | 白身を割ると、中からトロッとした黄身が流れ出す |
1回で作れる半熟卵の数は1個だが、1回の調理にかかる時間はわずか1分以内。
また、卵料理をすると、乾いた卵のカスが調理器具にこびりついて洗いにくいことがあるが、このボウルは軽く水で注げば大概の汚れは落ちるので、使いやすい。
できあがった半熟卵は、そのままご飯にかけたり、中華粥やサラダに加えたりして味わった。和洋中問わず使えるので、ほかにもカルボナーラやミートソースなどのパスタ、豚の角煮にも添えたいと思っている。
そのままご飯にかけても美味しい | 中華粥にも合う | 我が家の定番、シーザーサラダに乗せた |
1つ気になる点といえば、収納だ。本体の高さが5cmほどあるので、底の浅い引き出しに収まらない。あくまでも、半熟卵を作るという単機能の製品なので、物の多いキッチン周りでは、収納場所の確保が課題だ。
とはいえ、とても使い勝手は良く、買い足して良かったと思えるキッチンツールだった。食卓に彩を添えたい時に、手軽に1品作れる「レンジで半熟卵ボウル」を試してみてはいかがだろうか。
2011年 12月 21日 00:00
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