やじうまミニレビュー

ai collection「ラフッシュ」

~レジ袋を上手に隠してくれる、すっきりゴミ箱
by 正藤 慶一


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ai collection「ラフッシュ」

 鼻をかんだあとのチリ紙、コンビニのおにぎりのビニール包装、期限が切れたクーポン券……こうした暮らしの中で役目を終えたものを、まとめて引き受けてくれるのが「ゴミ箱」。これがないと、部屋の中はゴミが散乱しっぱなしで汚れてしまう。ゴミ箱は我々の生活を密かに支えてくれているのだ。

 そんなゴミ箱の問題の一つが、スーパーのレジ袋をゴミ袋とした場合、生活感が丸出しになる点。いかに素敵なデザインのゴミ箱だろうとも、ゴミ箱からレジ袋の取っ手部分が顔を出していると、「ココにゴミ溜まってます」「スーパーで貰った袋を流用してます」という“生活感”が滲み出るように感じられる。

 この「ゴミ箱の生活感」について、どうにかしたいと思っている人は多いようで、インテリア系のECサイトを見ると、“レジ袋対策”が施されたゴミ箱がいくつか見られる。今回はその中から、ai collectionの「ラフッシュ」を紹介しよう。


メーカーai collection
製品名ラフッシュ
購入店舗楽天市場
購入価格3,990円
本体は下段(左)、中段(右)、上段(中央)の3つのパーツから成る

 ラフッシュのサイズは194×227×306mm(幅×奥行き×高さ)で、ゴミ箱としては小型な部類に入る。容量でいえば7.5Lとのこと。開口部は正円ではなく、楕円形となっている。カラーは様々なバリエーションがあるが、今回は白地にターコイズブルー(トルコ石)のラインが入ったものを選択した。

 見た目だけだと、カラーラインが入っただけのただのゴミ箱のようにも見えるが、これはラインではなく“パーツ”。実は本製品は、上段/中段/下段の3つのパーツに分かれている。中段のカラー部分は、レジ袋をはめ込むためのパーツとなり、上段はレジ袋を隠すため、下段は中段部分を固定する役割がある。

 レジ袋のセットは非常に簡単。中段部分にレジ袋をかぶせ、両脇に空いている穴に、持ち手部分を入れるだけ。下段、上段をセットすればできあがりだ。

下段の上に中段を置き、レジ袋を入れる中段の両脇に開いたスペースに、レジ袋の持ち手部分を入れる上段カバーをかぶせればできあがり。レジ袋をスッキリとまとめることができた
私がこれまで使っていたフツーのゴミ箱(上)と、ラフッシュ(下)の比較。ビニールの“ビロビロ感”が、ラフッシュにはまるで感じられない

 この製品の良いところは、レジ袋が見えないための細かい配慮が届いているところだ。上段はレジ袋が見えないよう内側に丸まっており、中段には持ち手部分が外に出ないよう、持ち手が内部に収められる構造となっている。下段に空いたスリットからもレジ袋は見えない。徹底してレジ袋を覆う構造となっているのだ。

 そしてこの構造は、ゴミ捨ての場面でも効果を発揮する。レジ袋がしっかりと固定されているため、大きめのゴミ袋に入れて本体を逆さにすれば、レジ袋を取り出すことなく、ゴミが簡単にまとめられる。また、レジ袋自体を捨てる場合も、上段カバーを取り外してレジ袋をそのまま取り出せば良いだけだ。

 ちなみに本体はABS樹脂のプラスチック素材。軽いので持ち運びやすく、また強度もあるので、ぶつかって倒したくらいの衝撃では何の問題もない。ただ、倒れた場合は上段・中段部分が下段から外れやすい。ゴミが散らばるほどではなかったものの、動線から離れた位置に置くのが良いだろう。


ゴミをまとめる際は、レジ袋を出さなくても、逆さにすれば大丈夫。軽いので簡単倒れると、上段と中段がバラバラになることもある。動線の近くに置くのは避けよう

 今回は白地にターコイズブルーの色を選択したが、カラーバリエーションはとても豊富。中段の色が赤や黄色、緑だったり、または上/下段の地の色に黒やピンク、緑などを採用しているものもある。好きな色やラッキーカラー、応援しているチームの色などに合わせて選ぶのも面白い。ちなみにホームページでは、白地のタイプは「販売終了」とされているが、楽天市場では販売しているところがいくつかあった。

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」のレジ袋を使ったところ

 これまでビロビロとした持ち手部分が丸出しだったゴミ箱が、ラフッシュを使うことで、コンパクトにスッキリとまとめることができた。たったそれだけのことでも、部屋の雰囲気は違ってくる。生活感丸出しのゴミ箱が気になったら、ラフッシュでキレイにまとめてしまおう。






2011年 5月 18日   00:00