やじうまミニレビュー

アルファックス「Kaishion(カイシオン)」

~使い捨てカイロを収納、手先を暖めるミトン型手袋
by 片岡 義明


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


カイロ内蔵可能ミトン型手袋 Kaishion(カイシオン)

 冬の外出で困るのが、手先の冷えだ。筆者はランニングが趣味なのだが、寒風吹きすさぶ中で走っていると、たとえ手袋をしていてもすぐに指先の感覚が無くなり、一刻も早く暖を取りたくなってくる。逆に、手の指先さえ温かくできれば、少々の薄着でも寒さはあまり感じないのだが。

 そんな真冬の屋外活動に最適な製品を発見した。アルファックスの「カイロ内蔵可能ミトン型手袋 Kaishion(カイシオン)」という手袋である。最大の特徴は、使い切りタイプのカイロを指先に収納できる点だ。このユニークな手袋の使い心地について詳しくレポートしよう。



製品名カイロ内蔵可能ミトン型手袋
Kaishion(カイシオン)
希望小売価格3,150円
購入場所アルファックス オンラインショップ
購入価格3,150円


指先のファスナーを開けて、使い捨てカイロを収納

5本指に分かれていない“ミトン型”の手袋となる

 カイシオンはMサイズとSサイズの2種類がある。筆者の手は標準的な大きさなのでMを購入したが、ちょうど良い感じだった。サイズは270×135mm(全長×幅)。デザインは、いわゆる“ミトン型”で、5本指に分かれておらず、親指とその他という2つのパーテーションから成っている。材質はポリエステルおよび綿。手洗いは可能だが、乾燥機は使えないらしい。

 カイシオンの特徴である“カイロ投入口”は、指先にある。手袋の先端にファスナーが付いており、ここを開けると、手袋のアウター部分がまるでクジラが口を開くように、上下に大きく開く。その中にはフリース素材のインナーがある。このアウターとインナーの間の隙間に、使い捨てカイロを入れるというわけだ。

 カイロは手の甲側と手の平側のどちらにも入るようになっている。メンズ用のMサイズを選べばカイロも大きめのものを収納できる。実際にカイロを入れてみたところ、小型のカイロ(55×91mm)はもちろん、大型タイプ(98×128mm)も収納できた。ただし大型タイプは中で折り曲げる必要がある。

まずは、手袋先端のファスナーを開ける小型タイプのカイロを入れたところ大型タイプのカイロは入りきらないので、半分に折り曲げると良い

 ミトン型で使いにくそうだが、手の平側は密閉されてはおらず、大きくスリットが開いているため、細かい作業をするときにはここから指が出せる。また、手首のあたりには伸縮性のベルトが付いており、スリットから指を出す際には、カイロが入ったアウター部分をベルトで止めることができる。

 アウターは防水性の生地が採用されており、撥水性は高い。ただし、縫い目は目止め(縫い目の裏から防水テープを貼ること)されてはおらず、ファスナーも止水タイプではない。完全防水というわけではないようだ。

 ちなみに、“カイシオン”の由来は「快」「指」「温」という漢字を組み合わせたもので、指先の温度を快適に保つという意味が込められている。株式会社KAISHION JAPANが特許を取得しており、雑貨用品やスポーツ用品メーカーがカイシオンのライセンス商品を販売しているようだ。

手の平側には指を出すためのスリットが開いている指を出した状態。写真ではカイロは手の甲の部分にある

寒さはほとんど感じない。手の平のスリットで指が出せるのも便利

 さっそく、ランニング時に使ってみた。気温は10℃を下回っており、素手を晒したままでは寒くて走りにくい日だったが、カイロを内蔵しているおかげで寒さはほとんど感じず、非常に快適だった。最初は、せめてインナーグローブくらいは5本指のほうが暖かいのではないかとも思ったが、ミトン型のほうが内部で指同士が重ねられるため、意外に暖かい。使い勝手も良く、携帯音楽プレーヤーやデジカメなどを操作するときに、手の平からさっと指を出して操作できる。ランニング中に自動販売機でドリンクを買うときにも苦にならなかった。

 また、手の平のスリットからスキマ風が入り寒くなるかもと心配したが、実際にはそんなことはなかった。むしろ、内側の熱を適度に放出することで、手袋内の温度が上がりすぎないように適正に保ってくれる効果を感じた。

カイシオンに使い捨てカイロをセットし、腕にセットしたところ。なお、動画では大サイズのカイロを使っているため、2つ折りにして手袋に入れている

 ここで右手にカイロを入れて、左手はカイロなしで使ってみたが、これでも温かいのには驚いた。ただ、生地はそれほど厚くないので、風が強くなるとと、どうしても左手の指先が冷たくなってくる。やはりカイロを入れてこそ、この手袋の真価が発揮されるようだ。

 なお、説明書によると、自転車やバイクを運転するときには、手の平部分にカイロを入れるとブレーキの妨げになる可能性があるとのこと。このような場合は、カイロを手の甲側に入れたほうがいいだろう。もちろん、ミトン型ということで操作が少し不自由になることにも注意が必要だ。さらにいえば、カイロの熱による火傷にも十分気をつけていただきたい。

 最近は100円ショップなどに行けば使い切りタイプのカイロが安く売っているので、ランニングコストもそこまで問題にはならないだろう。指先の冷えに悩んでいた筆者にとって、かなり画期的なアイテムとなった。私のようなランニング愛好者はもちろん、ゴルフや野球など手を使うスポーツのウォームアップや、日曜大工などで屋外で長時間作業する人、冷え性の人にもお勧めしたい手袋だ。




2010年 12月 22日   00:00