家電製品ミニレビュー
シチズン「電子マネービューアー付き歩数計 TWTC501」
パッケージ |
コンビニやスーパー、自動販売機などさまざまな場所で使えるようになってきたパスモやスイカなどの電子マネー。小銭を使わずに簡単に決済できる利便性は高いが、その反面、残額がいくら入っているのかわからない不便さもある。支払うときに残額不足になったり、駅の改札で止められてしまったりしたことがある人も少なくないだろう。
今回紹介する「TWTC501」は、電子マネービューアー機能を搭載した歩数計だ。ICカードの上に歩数計を置き、ボタンを押すと残額が表示されるので、いつでも簡単に確認できる。対応ICカードはSuica/PASMOなどの交通系ICカードのほか、楽天Edy、nanaco、WAONにも対応する。なお、おサイフケータイには未対応だ。
メーカー | シチズン・システムズ |
製品名 | 電子マネービューアー付き歩数計 TWTC501 |
価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,980円 |
サイズは73×10.6×31mm(幅×奥行き×高さ)で、質量は約27gと軽量・コンパクト。カラーはホワイト・ピンク・ブラックの3色で、液晶の周りがシルバーとなっている。電池はボタン電池のCR2032が2個で、電池寿命は約1年(1日平均、約1万歩の歩行と電子マネーの読み取りを5回行なった場合)。電池ケースはネジ止めになっており、ネジを開け閉めするためのマイクロドライバーが同梱されている。また、歩数計本体に付けるためのストラップも付属する。
本体はブラックとシルバーのツートーンカラー | コンパクトな本体 | ICカードは本体裏面にタッチさせる |
電池はボタン型CR2032が2個 | 電池カバー開閉用のドライバーが同梱 | 本体上部にスイッチが3つ搭載。左から「読取」「切替」「メモリー」の順 |
液晶表示部のサイズは40.8×11.1mm(幅×高さ)と細長で、数値表示はそれほど大きくないが、太字フォントを使っており表示は見やすい。表示内容は歩数が最大99,999歩で、残額は最大99,999円。このほか、24時間式の時刻表示と、歩数の履歴表示機能もある。
歩数計の機能としては、3D加速度センサーを搭載している。2Dセンサーだと水平状態では計測できず、誤差が大きくなってしまうが、3Dセンサーならポケットやバッグの中に入れたままでも計測が可能だ。実際にポケットの中に入れて歩いてみたが、ある程度一定のペースで歩いている限りは、とくに大きな誤差は見られなかった。
歩数と残額表示の切り替えは「切替」スイッチを押して行なう。スイッチを押すごとに歩数・時刻・電子マネー残額と切り替わり、歩数のときは「○○歩」、電子マネー残額のときは「残額 ○○円」と単位も表示されるのでわかりやすい。歩数を表示させた状態で「メモリー」スイッチを押すと日ごとの履歴が表示されて、最大14日前まで履歴をさかのぼれる。
電子マネーの残額を表示する際は、ICカードの上に歩数計を乗せた上で「読取」スイッチを押すと残高が表示される。待ち時間もなく、すぐに表示されるので使い勝手は良好だ。
時刻表示したところ | 歩数の履歴表示 | スイカ機能付きのクレジットカードの上に本体を載せて、電子マネー残高を表示したところ。残額は3,185円 |
本体には電源スイッチが搭載されていないが、15秒間、操作も歩行もなかった場合には「オートリターン機能」により標準画面に戻り、さらに15秒間、操作も歩行もない場合には画面が消えて省電力モードとなる。
何も操作していないときに表示される標準画面には、歩数・時刻・電子マネー残額のどれかを選べる。筆者の場合、電子マネー残額の表示を選択。こうしておくと調べたいときにサッと取り出せば金額がわかるので、便利だった。
Suicaにチャージをし忘れて残高不足に陥ることがたまにあるが、TWTC501を持っていればいつでも簡単に残高を調べられるので、残高不足に陥るトラブルがない。軽量でかさばらないので、電子マネービューアーとして使うことを目的に購入してもいいと思う。
2012年9月12日 00:00