家電レビュー

光るマスクは年齢肌に効く? 「ながら」で続けやすい

赤く光るマスクの下はいかに……? LEDマスク約2カ月使ってみた

最近、SNSでよくレコメンドされるのが、アンチエイジングや美容系の投稿。知らぬ間にアルゴリズムに個人情報を把握されているのは怖いところですが、事実、30代も終わりがけの肌変化が気になっているのは確かです。

肌のハリやくすみなど、かつては気にならなかったのに、今じゃ悩みに変わっていて……。スキンケアだけでは追いつかないから何かしたいと思うけれど、いきなり美容クリニックに行くのは、なかなか一歩が踏み出せないものです。

そんなときに見かけたのが、CurrentBody(以下、カレントボディ)のLEDマスク。自宅で手軽に使える“光るマスク”です。

今回は、カレントボディのラインナップから「Skin LED レッドライトセラピー フェイスマスク シリーズ2」をお借りして、約2カ月使ってみました。

カレントボディ「Skin LED レッドライトセラピー フェイスマスク シリーズ2」77,000円

そもそも「LED美容」って何? 光るマスクに期待できること

カレントボディの「LED レッドライトセラピー フェイスマスク シリーズ2」は、フェイスマスク型の美顔器。赤色のLEDを搭載しており、自宅で手軽に光による肌ケアができます。

そもそも「LEDケア」とは、特定の波長の光を肌に当てることで、肌のコンディションを整える美容法のこと。美容クリニックでも医療用のLEDを使った施術が取り入れられています。そうしたLEDケアの考え方を、自宅で日常的に取り入れられるのが、光るマスクの魅力です。

光るマスクにも様々種類がありますが、私がカレントボディを選んだのは、Instagramがきっかけ。私のよく見ている美容系アカウントの方(40代)が、定期的にカレントボディを使っていたのですが、その方の肌がすごいんです!

ツヤがあってくすみ感もなく、惚れ惚れする美しさ。もちろん、マスクだけの力ではありませんが、憧れの肌を持つ人が愛用する一台となれば、やっぱり試してみたくなるじゃないですか。

「LED レッドライトセラピーフェイスマスク シリーズ2」は、美容クリニックでの光を使ったケアでも用いられることがある“赤色LED”を採用。赤色光(633nm)、近赤外線(830nm)、深部近赤外線(1,072nm)の3波長を搭載しています。

マスクの内側に多数のLEDを搭載
電源を入れると真っ赤に光る!

ひとつのマスクに合計236個のLEDを搭載。顔全体に光が均一に届くように配置にも工夫が凝らされています。メーカーによると、特に深部近赤外線は3波長の中でも最も肌の奥まで届くとされ、年齢肌へのアプローチが期待できるそう。そのため、シワなど気になりやすい目元、口元に配置されています。

メーカー推奨の使用ペースは、1日1回10分間を週に3〜5回。効果に個人差はありますが、そのペースでマスクの使用を継続した場合、早ければ8週間ほどで変化を感じられることもあるとされています。

なお、光を使う製品なので、妊娠中の方や光線過敏症のある方、光線過敏を引き起こす可能性のある薬を服用中の方は、使用を避けたほうがいいとのこと。使う前に、公式サイトの注意事項をしっかり確認しましょう。

想像より柔らか、見た目よりソフトな使い心地

初めてマスクを手に取ったとき、驚いたのはフニャッと曲がる触感です。いつぞやの金曜日のようなマスクに見えていたので、勝手に硬そうなイメージがあったんですが、カレントボディのマスクはリキッドシリコン素材でできていて、とっても柔らかいんです。

なんとか立たせて怪人風に。基本的にはふにゃりとした触感です

この柔軟性のおかげで、さまざまな顔の形にフィットしやすく、肌あたりも◎。付属のストラップを取り付けて、頭に合わせて調整しながら取り付ければ、装着完了です。

マジックテープで取り付け、装着時の調整が可能なストラップ

見た目は、案の定というべきか、ものすごいインパクトです。装着感そのものは意外にもラクで、マスク自体の重さもそこまで気になりません。

横から見ても、インパクトは損なわれず

LEDマスクは、スキンケア前の素肌に使用するのがおすすめなのだそう。洗顔後にタオルドライした状態で装着したら、あとは電源を入れるだけ。LEDが点灯し、そのまま10分経つと自動的に消灯して、ケアは完了します。

操作ボタンのついたコントローラーはクリップ付き。服などに取り付ければケーブルを気にせず、かつハンズフリーで使えて、家事や読書などをしながらの“ながら美容”もできちゃいます。

ボタンはひとつだけ。迷わず操作できました

電源はUSB Type-C充電式で、ボタンはひとつだけなので、特に操作に迷うこともありませんでした。ちなみに、メーカーによるとLEDは目に有害な光ではないとのことですが、眩しく感じる場合には、専用の目元用パーツを使うことで、視界もクリアに保てました。

内側からはめるようにして使う目元用パーツ

約8週間使ってみたら、肌ケアへの意識が高まった

メーカーの目安では、「早ければ8週間ほどで変化を感じられる」とのこと。そこで今回、約8週間かけて「LED レッドライトセラピーフェイスマスク シリーズ2」を使ってみました。

もう完全に金曜日

私が使うのは、だいたい夜。お風呂上がりのスキンケアの前です。10分経つと自動で消灯するので、終わったらいつも通りスキンケアするだけ。

ブラシやカッサのようなデバイスと違って、特に動かす必要もないので、見た目のインパクトとは裏腹に手間は少なく、続けやすいなと思いました。

肝心の肌はというと、“劇的な変化”は正直分かりません。ただ、個人的には「肌の調子が崩れにくくなった」実感があって、私の場合は特に肌のツヤとハリ。疲れが溜まった時も、しぼみにくくなったような……。LEDマスクを定期的に使うことで、なんとか耐えてくれているのかなと思っています。

最近の肌。使い始めのときと全く同じ条件で撮影できず、比較ができないのですが、ハリツヤが「損なわれにくくなった」感じがします

それと、LEDマスクを使うことで「スキンケアもサボらなくなった」ことも、要因のひとつだと思っています。

若い時は回復力もあって、多少サボっても肌への影響は感じなかったし、わりと強い方だと思っていたのですが、最近ではちょっとサボると、くすみやツヤのなさ、ハリ感の減少などの結果として、明らかに顔に現れるようになっていたんです。

もちろん、年齢による肌の変化は止められない部分もありますが、カレントボディのLEDマスクを使っている期間は美意識が高まって、マスク使用後のスキンケア工程も「せっかくマスクしたんだから、丁寧にやろう」という気持ちになるんですよね。

積み重ねていくことこそ、美容。使うたびにマインドを高めてくれるというのは、ひとつの価値だと思います。

ちなみに、使っているときのマスクの状態ですが、LEDが真っ赤に光るものの、熱はほぼ感じません。ただ、顔にピタッと沿わせているので、風呂上がりのほてった状態で使うと汗ばむこともありました。

そのままだと衛生的に気になります。お手入れは、布や使い捨てフェイスタオルなどを使って、優しく拭くようにするのがおすすめです。

大人の美容は長期戦。毎月エステに通えなくても、これなら続くね

本を読んだり、スマホを見たり。怠けながらケアできるっていい

まず、LEDマスクの効果として、当たり前ですが「数回で劇的に変化する」みたいなことはありません。

だけど、そもそも毎日見続けている顔の小さな変化って、なかなか気づきにくいもの。筋トレみたいに、短い時間でもちゃんと続けることで、じんわり効いてくる。そんなアイテムだと思いました。

なお、肌の赤みにも良いという声もあるようですが、私自身の肌では、現時点で明らかな変化はまだ感じられていません。ただ、週3〜5日のペースを守れなかった週もあったので、まだまだ検証の価値はあるかと思っています。

とにかく美容は、「続けられるか」が勝負。最初は頑張っても、だんだん面倒になってやらなくなってしまう人も多いと思います。私はまさに、そのタイプ。

その点、LEDマスクは、見た目こそ「やってます」感があるけれど、実際には肩肘張らずに使える、“頑張らない美容”という感じ。意外にも続けやすさを実感しました。

さあ今日もやったりますか

もちろん、気になるところも。価格が77,000円とお高めで、初期投資はかかります。だけど、毎月クリニックに通うよりも、家にいながらしっかりケアができて、数回分で元が取れるマスクを使う……個人的にはその方が気楽でいいなと思いました。

いつものスキンケアだけじゃ追いつかなくなってきた大人の肌に、いつも“以上”のケアが手軽にできるLEDマスクを取り入れてみるのはどうでしょう?

三月旭

Kokonoka Mitsuki。フリーライター/編集。オーディオ・家電・ガジェットを中心に、旅やインテリア、暮らしの界隈で撮って書いています。元オーディオビジュアル専門→ライフスタイルメディアの編集・記者。かわいくてワクワクするモノが好きです。https://bio.site/mitsuki_9th