走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
効率良い走りをしたい人に サッカニー「エンドルフィン スピード 4」
2024年5月29日 07:05
サッカニーのエンドルフィンシリーズは、2020年のデビュー以来、その走行性能の高さにより、ワールドワイドで中級レベル以上のランナーから高い評価を得ている。その中で「エンドルフィン スピード」は、上級ランナーの練習用、中級ランナーのレース、練習兼用シューズとして人気。第4弾となる「エンドルフィン スピード 4」は、これまで以上の走行性能を保持している。
前作よりもミッドソールの中足部の幅を広げることで、安定感を維持し、PWRRUN HG(パワーラン HG)とPWRRUN PB(パワーラン PB)を組み合わせた2層構造により、クッション性と反発力を格段にアップさせている。
アウトソールは格子状のデザインに変更し、グリップ力を維持しつつ軽量化を実現。また、前モデルよりもアウトソールの幅を広げることで、安定感が向上。「抜群の推進力を有していながらコントロールしやすい」という、従来からのエンドルフィンシリーズの特徴をキープしつつ、更なるスピードをランナーに提供してくれるシューズだ。
サッカニーのエンドルフィンシリーズが、ワールドワイドで高い評価を得ることになった理由の1つが、他ブランドの一部のプレート内蔵シューズが、「速く走らされている」という感覚に陥ることが珍しくなかったのに対し、同シリーズは、「あくまで自分の意志でスピードがコントロールできる」という利点があったから。
前モデルでミッドソールのボリュームアップを行なったことで、反発力が増したものの、若干コントロールしにくくなったのを感じたランナーは少なくなかったが、今作では、更なる推進力と扱いやすさを絶妙なバランスで両立してきた。
そして、前モデルになく「エンドルフィン スピード 4」で感じることができたのは独自の浮遊感であり、今までにない効率の良い走りを体感することができた。