ぷーこの家電日記

第236回

スワローズファンとホークスファン、私たちの交流戦と言う名の女子会

 家電 Watchで書いているこの「ぷーこの家電日記」。そんな私自身も家電 Watchの愛読者で毎日記事を読んでは「うわー、これ欲しい!」とか、「こんなの出たんだー!?」などと、物欲を刺激されたり、購入の際の参考にしたりしてる。

 そんな中、先日「編集部・西村がボーナスで買おうか本気で悩んでいる家電5選」と言う、タイトルだけで私の物欲を刺激する記事を読んでいた。「うん。うん。これ私も欲しい! いや、ボーナスが欲しい!」などと思っているところ、最後に「funband東京ヤクルトスワローズモデルを買ってしまいました」と書いてある!

 funbandは試合の状況をリアルでお知らせしてくれるウェアラブルデバイスで、10球団15種類のモデルが発売されている。ホークスのファンクラブにまで入ってる私としては、ホークスモデルが発売された時に買おうかめちゃくちゃ迷ったんだ。デザインがイマイチ好きじゃなかった事と、スマホでもテレビでもチェックできるし、まぁいらないかなと思って、その時は買わなかった。でも気にはなっていたんだ。

 編集部とこの連載についてメールのやり取りをしている中で、「funband買ったんですね? どうですか?」みたいなことを書く私。担当編集者としてめっちゃお世話になってる彼女とは、シーズン中野球の話ばっかりしているような(笑)。すると、返信で「交流戦の振替試合行きませんか? チケットあります!」と、めっちゃくちゃ嬉しいお誘いが! 「うおーっ!」と思わず声を出してしまったくらいにテンションが上がった(笑)。

 この頃の私はと言えば、愛猫の体調が芳しくなく、毎日動物病院に通ってから仕事に行く生活に疲れていた。さらに夜中にも猫が発作起こしたりするもので寝不足なども重なって、とうとう溶連菌による扁桃炎起こしてしまって、高熱出して寝込んだりしてた。さらに帯状疱疹まで出て体痛いし、踏んだり蹴ったり。そんな状況でも何も変わらない生活を送る夫に「完全にワンオペじゃん!」とイライラもMAXでプリプリ怒ってた。

 愛猫は治療のおかげもあって、かなり体調も良くなって、ほぼ寝たきりだったのが「ニャン♪ニャン♪」などと饒舌にお喋りしながら、私たちや他の猫たちと遊べるくらいになってきた。そして私の体調も回復した! そんな矢先のお誘いに、抑えきれない程のテンション。速攻で夫に「今度の火曜日、夜の通院行ってくれない? 野球行ってきていい?」と連絡。「行っておいで! 行っておいで!」と快く送り出してくれて私大喜び!

 まさしく雨で中止になった試合の時、「交流戦行って来たら? 私の分も応援して来てよ!」と夫には言っていて、「じゃぁ仕事帰りに寄ってこようかなー!」と夫も行く気満々だったのに雨で中止になっちゃった。

 まさかその振替試合に私が行くことになるとは夢にも思ってなかったけれど、ワンオペ看病にイライラして「こんな時に野球ですか?」なぁんて嫌味とか言わなくて良かったー! と、1週間前の自分を褒めたい(笑)。まさしく「情けは人のためならず」だわ。と実感致しました。

 試合当日、仕事を定時でスパッと切り上げて球場までダッシュ!

 「今日帰れそう? 大丈夫?」と夫に念のためLINEすると、既に帰宅してた(笑)。安心して野球観戦。ドーム球場も良いけれど、やっぱり屋外の開放感はたまらない! スワローズのユニフォーム着た美人編集者と、ホークスのユニフォーム着た妙齢のわたくし。色んな意味で交流戦(笑)。ビール飲みながらお喋りしながら観戦。下手な居酒屋行くよりビアガーデン行くより、断然良い女子会だねー! なぁんて言いながら大はしゃぎ。

 試合もすごく盛り上がる展開に、熱くなる(笑)。好きな選手のタオルを振りながら応援する私に、可愛いスワローズの傘を振りながら東京音頭を歌う彼女。どっちのチームの活躍にも何だか嬉しくなってしまうという、普段とちょっと違う感覚で最高に楽しかったのであります。

 そして、funbandはと言うと、写真で見るよりも結構可愛く、大きさ的にも中々いい感じ。試合を目の前にしながらリアルで「ピンチ」とか「ヒット」などと緩めのフォントで表示される様子に、「欲しいかも」と、これまた物欲のスイッチが入ってしまった(笑)。

 ホークスのモデルは2種類。ブラック(ビジターユニフォーム色)と2017年パ・リーグ優勝記念モデル。どちらも私的にはちょっとイマイチなのである。という事で、白×黄色(ホームユニフォーム色)が出たら、観念して買っちゃおう! と決めたのです。早く出ないかなー!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。