調理の下処理

[調理の下処理63]生と乾物の違いは?「ヒジキ」の特徴と下処理方法

よく使う食材の下処理は、レシピを見なくても行なえますが、たまにおさらいしてみましょう。今回は、生ヒジキと乾物ヒジキの下処理方法と、特徴についてご紹介します。生ヒジキのほか、乾物のヒジキは芽ヒジキと長ヒジキに分けられ、それぞれ食感が異なります。種類別の特徴を知ると、料理に合わせて選びやすくなりますよ。

 

下処理1:生ヒジキ

スーパーで見掛ける生ヒジキは、産地で流通する特別なものを除いて、ほとんどが乾燥ヒジキを水で戻したものです。水へ浸ける時間がないときに便利ですね。生ヒジキは、調理する前に水で汚れを落とします。何度か水を替えて行ないましょう。ザルで水をよく切ったあと、湯通しするなど加熱調理を行ないます。

 

下処理2:乾物の芽ヒジキ

芽ヒジキは、別名米ヒジキ、姫ヒジキとも呼ばれています。米のような形をしていて、ヒジキの茎から伸びた葉のような部分を指します。下処理は、ボウルに芽ヒジキと水を入れて30分ほど置き、水でよく洗って、水気をよく切りましょう。そのあと、加熱調理を行ないます。芽ヒジキは、水で戻すと約8~9倍に重量が増えるため、戻すときの分量には注意してくださいね。 

 

下処理3:乾物の長ヒジキ

長ヒジキは、別名茎ヒジキと呼ばれ、ヒジキの茎の部分です。固めの食感で、芽ヒジキよりも歯応えがあるのが特徴。下処理は、ボウルへ長ヒジキと水を入れて30分ほど置き、水でよく洗って、水気をよく切りましょう。また、ヒジキが長い場合は、食べやすい大きさに切ります。そのあと、加熱調理を行ないましょう。長ヒジキは、水で戻すと約4~5倍に重量が増えます。生と乾物のヒジキの特徴から、料理に合わせて選んでみてくださいね。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。