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赤ちゃんの「オムツかぶれ」をケア!ラベンダーで「アロマ座浴」
2018年 7月 6日 06:30
赤ちゃんのオムツかぶれは、見ているママも辛いもの。今回は、自宅で簡単にできるラベンダー精油を使った「アロマ座浴」で、赤くただれた赤ちゃんのおしりをケアする方法をご紹介します。お風呂で手軽にできるので、アロマ初心者さんのママにもおすすめです。
どうしてオムツかぶれになるの?
オムツの中は、汗や尿、便などによって湿気がムンムン。ベタついた赤ちゃんのお肌はふやけて傷つきやすい状態になっています。さらに、おしりを拭くときの摩擦や、尿や便が刺激となって、おしり全体が赤くなったり、湿疹が出たりします。
使うのは「真正ラベンダー」
今回使う精油は、「真正ラベンダー」です。ラテン名は「Lavandula angustifolia」で、Lavandulaには「洗う」という意味があるほど、洗浄作用と殺菌作用に優れ、患部を清潔に保ちたいときにおすすめの精油です。また、皮膚の再生作用、炎症を抑える効果もあり、オムツかぶれで赤くなったり湿疹ができたお肌を優しく回復に導いてくれます。作用が穏やかなので、赤ちゃんでも安心して使えるマイルドな精油ですよ。ちなみに、ラベンダーの名が付く精油には複数の種類があります。「スパイクラベンダー」や「フレンチラベンダー」と呼ばれる物は刺激が強く、今回の用途には適しません。きちんと種類を確認して「真正ラベンダー」を選んで下さいね。
アロマ座浴のやり方
ベビーバスや洗面器などへ、人肌に温めたお湯を深さ20cmほど張ります。そこへ、ベビーバスなら2滴、洗面器なら1滴のラベンダー精油を加えてよく混ぜます。そこへ赤ちゃんを座らせて、お湯が冷めるまでできるだけ長く患部を浸します。すると精油がまんべんなくお肌に付着し、患部を洗浄し、炎症を抑えてくれます。終了後は洗い流さずタオルで優しく水気を拭きましょう。これだけで翌日には患部の赤味が引くのを実感できますよ。赤ちゃんのお肌は敏感なので、使用する精油の量は、お湯が多くても2滴以下に抑えてくださいね。
(注意)生後3カ月以降からご使用ください。新生児は、「におい」でお母さんを探すことがあるので、アロマの使用は避けた方が良いでしょう。
まとめ
荒れた肌を痒がったり、痛がったりする我が子を見るのは辛いもの。そんなときにアロマの座浴を知っておくと心強く、自信をもってケアしてあげられますよ。「あせも」にも効果があるので、これからのシーズン、暑さや蒸れによるお肌のトラブルにもぜひお試しください。また、湿疹は、カンジタなどのカビによる皮膚病の場合もあります。ラベンダー座浴で改善されない場合は、皮膚病の可能性がありますので、早めに病院を受診しましょう。