「子どもの鉄不足」親200人調査、認知度と実態、効果的な対策法とは？

貧血の原因となる「鉄不足」は女性だけでなく、今や子どもにも増えているようです。今回は、3～8歳の子どもがいる200人へ聞いた、鉄の認知度、鉄不足になる理由や対策の調査結果をご紹介します。鉄を多く含むレバーや貝類は、子どもが苦手な場合が多いもの。普段の食事で鉄不足を感じる人は、親子で手軽に鉄分を摂取できる方法を取り入れてみては？

「足りてないと思う・積極的に摂らせたい」栄養素ランキング

食品メーカーの永谷園が、全国の3～8歳の子どもがいる男女208人へ行なった「鉄の摂取」に関する認識や生活実態の調査で、「子どもに現在足りていないと思う栄養素」を尋ねたところ、1位「DHA」、2位「鉄」、3位「カルシウム」となり、子どもの鉄不足を実感している親が多いことが分かりました。一方、「子どもへ積極的に取らせたい栄養素」については、1位「カルシウム」、2位「DHA」、3位「たんぱく質」で、「鉄」は4位となり、「足りていないと思うが優先度は低い栄養素」と認識されている実態が明らかになりました。

「鉄は成長・発育に大切な栄養素」、6割以上で高い認知度

図表）子どもの成長・発育に大切な栄養素という認知度

また、「子どもの成長・発育に大切な栄養素」について鉄とカルシウムの認知度を調べたところ、「よく知っていた」と「そこそこ知っていた」を合計した割合は「鉄」が64％、「カルシウム」が94％となり、カルシウムには及ばないものの、6割以上が「鉄」を重要と認知していることが分かりました。

鉄の摂取、推奨量と実際の摂取量を比べると……

そこで「鉄の摂取推奨量と実際の摂取量」を、厚生労働省のデータ（※）を使って1人1日当たりの平均値を比較すると、子ども（男女）では推奨量に28％も不足していることが明らかになり、鉄不足の認識と実態は一致することが分かりました。

※厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査」「日本人の食事摂取基準（2015年度版）」より抜粋

鉄不足の理由「意識していない」「嫌いな食品」「知らない」

図表）普段の食事で足りていないと回答した理由

次に「子どもの普段の食事で足りていない栄養素」で、「鉄」と回答した138人と「カルシウム」と回答した53人へ、「足りていないと回答した理由」を聞いたところ、上位の回答は鉄やカルシウムを「意識した食事をあまり食べさせていない（鉄41％、カルシウム40％）」「多く含む食品や食材に子供が嫌いなものが多い（鉄18％、カルシウム25％）」となりました。注目したいのは「どの食品や食材に多いのかよく知らなかった」という項目で、鉄は17％に対してカルシウムは9％と約2倍の差が付きました。鉄を含む食事をさせたくても、どの食品や食材を食べれば良いのか分からない状況がうかがえます。

カルシウムは摂取の工夫さまざま、鉄は「特にない」が最多

図表）子どもが摂取するのに工夫している、または取り組んでいること
（上：カルシウム、下：鉄）

さらにカルシウムと鉄について、「子どもが摂取するのに工夫している、または取り組んでいること」を尋ねると、カルシウム（上図）では「できるだけ素材自体にカルシウムを多く含んだものを食卓に出す」「必ず1杯の牛乳を飲む」「牛乳やヨーグルトにシロップやジャムなどを入れて飲みやすくする」が上位となりました。一方、鉄（下図）では最も多かった回答が「特に意識して取り組んでいることはない」となり、続く「できるだけ素材自体に鉄を多く含んだものを食卓に出す」「必ず1杯の野菜ジュースを飲む（飲ませる）」もカルシウムに比べて少ない結果に。

親子で楽しめるフルーツ青汁に、鉄分をプラス

鉄不足は女性だけでなく子どもにも当てはまるという今回の調査結果を受けて、永谷園は2018年2月19日（月）から全国で鉄の栄養機能食品「子供と一緒においしい！フルーツ青汁」（14スティック入り、972円・税込み）を発売します。国産大麦若葉と8種の国産野菜、3種のフルーツを使った青汁へ鉄をプラスした粉末タイプで、子どもでも飲みやすいのが特長。さらに、着色料や甘味料を使っていないので親子で安心して飲めます。

まずは手軽な方法で鉄不足を解消

カルシウムは普段の食事で摂りやすく、成長に必要だと多くの人が理解している栄養素ですが、鉄はその重要性を分かっていても普段の食事では摂りにくいようです。鉄を多く含むレバーや貝類が苦手というお子さんも多いと思うと、まずはフルーツ青汁のような手軽な方法を活用するのも良いかもしれませんね。

◇≪今の子供は「鉄」不足≫親の約50％ が“取り組みができていない”！（永谷園ホールディングス）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000020257.html