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元保育士のアイデア、保育園で人気の「砂・泥遊び」バリエーション3種

子どもとの公園遊びが、いつも決まった遊びばかりになっていませんか?そこで今回は、保育園で子どもたちが夢中になっている「砂遊びや泥遊び」を3つご紹介します。特別な道具も必要なく、自然のものを活用するだけでバリエーションも広げられますよ。2人の子どもをもつ、元保育士がお伝えします。

 

【砂遊び】水迷路

砂を盛り、時どき手で押し固めながら山を作ります。道路のある山をイメージしながら、手をショベルカーのようにして山の上から旋回した道を作ります。そしてバケツに水を汲んで、頂上から水を流してみましょう。流れるとき、道がところどころ崩れて水の迷路が出来上がります。4歳くらいから、トンネルを掘れるようにもなります。山の両側から穴を掘り進めて貫通させるとテンションが上がりますよ。

 

【泥遊び】泥団子

まず、バケツなどで水を汲んできて土を湿らせます。おにぎりを握るように、土をぎゅっと握りましょう。丸い形を作りながら、上から乾いた砂を何度も付けて握っていきます。最初はすぐ壊れてしまい、子どもたちが怒ることもありますが、何度も繰り返しやっているうちに、ただの土が丸まって、きれいな泥団子ができるようになります。そんな瞬間がとても感動的です。根気が必要で奥深く、案外大人の方が夢中になることが多いです。砂でも団子を作ることはできますが、固く握らないとすぐ壊れてしまうので土がおすすめです。土は空き地や公園、田んぼなどにありますよ。

 

 

【砂・泥遊び】砂・泥のごっこ遊び

花や草を摘んだり、葉っぱや木の実を拾ってきましょう。少し湿らせた砂や土をカップに入れて手で押し固めたら、ひっくり返し、ケーキやプリンに見立てます。上から花や草、葉っぱで飾り付けましょう。砂や土で作ったケーキやプリンなど作ったものを並べて、おままごとやお店屋さんごっこをすると楽しいです。保育園では、特に誕生日ケーキが人気でした。誕生日の歌を歌いながら、最後は「おめでとう」と言ってロウソクの火を消すと、子どもの顔が輝きますよ。

 

まとめ

砂・泥遊びは、保育園では誰かしら夢中になる人気の遊びの1つです。子どもの好きなものや興味、例えば車が好きな子ならば、「山で車を走らせよう」などとイメージさせると、遊びを展開しやすくなります。子どもたちはただ遊んでいるように見えますが、直接土や砂に手を触れることで、感触の違いを認識したり、手指の動かし方を獲得しています。また砂・泥遊びをしたあとは、手洗いを覚える良い機会にもなりますよ。

 

 

Izumi(保育士)

小中学生の2人の子どもを持つ保育士です。
たくさんのお子さんやご家族に出会った経験を生かし、子育てや生活が楽しくなるような記事を執筆できたらと思っています。
手芸やDIY、インテリアや雑貨も大好きです。