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ティーバッグでもOK!精油や果物で作る、お手軽「フレーバーティー」4選
2018年 1月 13日 07:30
普段のティータイムを、フルーティーな香りで心も体も癒やす時間に変えてみませんか。今回は、ちょっとしたアレンジを加えて、紅茶の茶葉で香り豊かなフレーバーティーを作る方法を4つご紹介します。香りを楽しむおすすめの飲み方もあわせてご紹介しますよ。
「フレーバーティー」って?
フレーバーティーは、花びらや果皮などで香りを付けたお茶のこと。柑橘系の香りのするアールグレーや、ジャスミンの花の香りがするジャスミンティーなどは、みなさんもご存じかと思います。なかには、キャラメルやチョコなど合成香料で香りを付けているものもあるので、実にたくさんの種類が販売されています。でもこのフレーバーティー、自分で作ることもできるんですよ。今回は、精油を使ったフレーバーティーの楽しみ方を2つ、身近なフルーツで作るフレーバーティーを2つご紹介します。お茶の香りへ気持ちを向けることで、気分転換やリラックス効果も増しますよ。
カップの縁へ精油を付けた、アールグレー風の紅茶
アールグレーは、紅茶へベルガモットの香りを付けたもの。ですのでベルガモットの精油があれば、普通の紅茶をちょっとアレンジするだけでアールグレー風に楽しめます。方法は簡単です。ストレートティーをカップへ入れて、口を付ける部分の反対側のカップの縁へベルガモット精油を1滴塗るだけです。精油は飲用できないので、必ず口を付けない部分へ塗ってくださいね。カップの縁からベルガモットが香り立ち、まるでアールグレーのようになります。同じように、オレンジ、ローズ、ラベンダーなどの精油を使って、お好きな香りのフレーバーティーを作ると、お客様が来られたときの話題も広がりますよ。
ティーバックへ香りを移した、ペパーミントティー
ペパーミント精油をもっているなら、茶葉へ香りを移してみましょう。ティッシュを1/4の大きさに切り、ペパーミント精油を1滴垂らし、ティーバックと外袋の間へ挟み、1日以上寝かせます。このティーバックで入れた紅茶は、ペパーミントの香りが付いた、すっきり爽やかなフレーバーになります。頭がシャキッとするので、特に眠たくてボーッとしてしまうときにおすすめです。ペッパーミントのほか、ローズ、ゼラニウム、ベンゾインなども、華やかな香りの紅茶になるので試してみてくださいね。
身近なミカンの皮で作る、オレンジティー
乾燥したマンダリンオレンジの皮は「陳皮(チンピ)」と呼ばれる漢方薬の一種で、血流改善などの効果があり、香りばかりでなく、健康と美容によいお茶として親しまれています。日本の温州ミカンで代用できるので、手作りしてみましょう。まずは温州ミカンの皮を洗って細かくちぎり、1週間ほど日陰でカラカラになるまで乾燥させます。お茶の入れ方も簡単です。紅茶のティーバックと陳皮小さじ1杯を茶こしへ入れ、お湯を注ぎます。陳皮から香り成分が溶け出し、オレンジの香りの紅茶ができます。お好みで陳皮の量を調整してもいいでしょう。
リンゴのスライスと紅茶で入れる、アップルティー
リンゴには、エステル類と呼ばれる甘く芳しい香り成分が含まれ、蜜が多いリンゴは特にエステル類が多いため、美味しく感じるのだそう。この自然な香りを楽しむアップルティーの入れ方をご紹介します。リンゴをスライスしてカップへ入れて、上から紅茶を注ぎます。これだけで、ふんわり優しい香りの紅茶ができますよ。私は、この紅茶へお砂糖やハチミツを少し加えるのが好みです。もちろん、最後に温まったリンゴも食べられますから、お好みでリンゴの量を増やしてもいいですね。ヘルシーなおやつとしてもおすすめです。
ぜひ知ってほしい「飲み方のコツ」
香りを楽しむ紅茶を飲むときに、おすすめしたい飲み方があります。紅茶を口に含み、飲み込む前にひと呼吸して静かに鼻から息を吐き出してみてください。こうすると口の中の紅茶の香気成分が鼻腔に届き、香りをしっかり感じることができます。飲み終わったあともしばらく香りが持続するので、より深いリラックス感が得られますよ。しかもこの飲み方をしたあとは、吐息がいい香りになると周囲から言われます。ぜひお試しください♪
まとめ
自分で作るフレーバーティーは、毎回同じ強さの香りにはならないので、飽きることがありませんよ。アレンジも効かせやすいので、お気に入りの1杯を探して、我が家の味にしてみてはいかがでしょうか。