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600人調査「インフル予防接種」、受ける派の割合と、受けない派の理由
2017年 11月 6日 07:00
インフルエンザの流行が心配になる時期ですね。今回は、子育て情報サイトのユーザーへ聞いた、「インフルエンザの予防接種」を受けるかどうか、受ける病院の選び方、接種しない理由の調査結果を紹介します。今年のインフルエンザは、早いところでは9月上旬に学級閉鎖が報告されています。インフルエンザが大流行する前に、予防と対策をしておきましょう。
子ども以外に予防接種を受ける家族は、母親と父親で、5割超
図表)インフルエンザの予防接種を受ける予定の家族
妊娠・出産・育児情報サイトを運営するベビカムが、自社ユーザー686人へ行なった「子どものインフルエンザの予防接種について」の調査で、第1子がインフルエンザの予防接種を受ける予定の人は、全体の62.7%に上りました。また「第1子以外でインフルエンザ予防接種を受ける予定の家族」を尋ねたところ、「母親」と回答した人が58%で最も多く、次いで「父親」が55.3%となりました。また、子どもと母親の両方が接種予定という割合は79.6%、子どもはせず母親が接種予定という割合は21.6%で、大きく差が付く結果に。
予防接種の病院選び、8割以上が「かかりつけの病院」
図表)お子さんが予防接種を受ける病院を選ぶ基準
次に、「子どもが予防接種を受ける病院は何を基準に選ぶか」を聞くと、最も多かったのは「かかりつけの病院(86.6%)」でした。続いて「予約が取りやすい(28%)」「予防接種と一般診療を分けている(23.7%)」「待ち時間が少ない(23.2%)」となりました。また「予防接種の費用が安い」は16.2%に留まり、子どもの予防接種を受ける病院は、費用よりもかかりつけであることや、予約や待ち時間などの利便性を考えて選ぶ人が多いことが分かりました。
予防接種をしない理由、「効果がない」が最多で約3割
図表)インフルエンザの予防接種を受けない理由
また「インフルエンザの予防接種を受けない理由」を尋ねると、「予防接種を受けても効果がないから」が最多で29.6%という結果に。次に「ワクチンの副作用が心配だから(24.0%)」「費用が掛かるから(22.8%)」となりました。予防接種を受けておけば、感染後の重症化リスクが低くなるものの、「ワクチンを打っても結局、かかってしまうことが多く、打つのを止めた」という声もあり、効果がないと感じる人も一定数いるようです。
まとめ
今回の調査で寄せられたコメントには、「たまたま予防接種を受けなかった年はインフルエンザにかかりました。それから毎年受けるようにしています」「毎年予防接種しているせいか、かかっても軽いです。」といった声も寄せられました。「今まで1度も予防接種を受けたことがなく、インフルエンザにかかったこともありませんが、今年は息子がいるので家族で受ける予定」と子どもが生まれたことで意識し始めた人も。
インフルエンザの予防接種は、生後6カ月から可能で、13歳未満の子どもは2回の接種が必要となります。効果が出るのは2~4週間後で、約5カ月間続きます。インフルエンザの流行シーズンに効果が出るように、スケジュールを立てて予防接種を受けるようにしましょう。また予防接種をしない派の人には、アロマによる予防もご紹介していますので、こちらも参考にしてくださいね。
◇インフルエンザの予防接種をお子さんに受けさせる人は約6割(ベビカム)
http://www.babycome.ne.jp/research/report/research225/