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妊娠中の悩み、夫は相談してない!最高の相談相手を、妻が紹介してあげて

妊娠と出産は、幸せを感じるとともに大きな責任と不安で悩みを抱えるママも多いですね。今回は、小さな子どもがいるパパママ200人に聞いた、妊娠中の悩みや相談相手、パートナーに望んだことを紹介します。女性はホルモンバランスや体調の変化によってママになることを実感し、早い時期から準備を始めやすい一方、男性は自分自身に変化がないので、誰にも相談する間もなく赤ちゃんが生まれて初めてパパになったことを実感する人も少なくありません。そんなプレパパが“パパになる”ことを考えるきっかけとして、身近な先生と話してもらうというのはいかがでしょうか。

 

妊娠期間中の悩み、夫の半数以上が「誰にも相談していない」

医療法人の葵鐘会が、妊娠中を含む2歳以下の子どもがいる30代既婚男女400人へ行なった「妊娠中の夫婦間に関しての意識調査」で、「妊娠期間中の悩みについて誰かに相談したか」を尋ねたところ、「誰にも相談していない」と回答した人は妻が29%に対して、夫が54%に達しました。妻のほうが悩み事を誰かに相談する割合が高く、またそのうち27%が本人の親に相談していたことが分かりました。

 

妊娠期間中の「パートナー」への悩み、夫婦間でギャップ

続いて、「妊娠期間中にどんなことで悩んでいたか」を聞くと、「病院の対応」と回答した人は夫、妻ともに14.5%、「出産費用」と回答した人は夫が33%、妻が39.5%と、夫婦間で同じ割合かほとんど差がない結果に。一方、「パートナー」へ悩みを抱えていると回答した人は、夫が38.5%に対して妻は50%と大きく差が開きました。夫が感じているよりも、妻は夫のことで悩みを抱えていたことが分かります。

 

夫の8割「自分は出産準備に協力的だった」、妻の評価は?

次に、「出産前の準備について夫が協力的だったか」を尋ねると、夫の88.5%が「妻の出産に協力的だった」と回答したのに対し、妻が「夫は自分の出産に協力的だった」と答えた割合は72.5%となり、夫と妻の間では感じ方に違いが出た結果となりました。

 

夫は「精神的に支えたい」、妻がしてほしいことは「家事」

また、「妊娠期にパートナーにして欲しかったこと(男性はしてあげたかったこと)」を聞くと、2人で一緒に過ごす「時間の確保」と回答した人は、夫が45.5%、妻が43%となり同じくらいの割合に。しかしながら、「外出の補助」と回答した割合は、夫が28.5%に対して妻が41.5%、さらに「家事」については夫が46%に対して妻が71.5%と大きく差が開きました。夫は精神面で妻を支えたいと思っている一方、妻は現実的な面で負担軽減を夫に期待する傾向がうかがえます。

 

プレパパが相談できる1番の先生とは?

プレママと違って体に変化が起きないプレパパたちは、赤ちゃんが生まれるまではなかなかパパになる実感が湧きにくいもの。そこで調査の一環として、プレパパの父親へ、プレパパが赤ちゃんだったころの経験を実際に聞いてみる実験を行ないました。プレパパの誕生を待ちわびていたころ、慣れない赤ちゃんのお世話に戸惑っていた話を1番身近な先生である「父親」から聞くことは、プレパパが “パパになること”を考えるきっかけになるのかもしれません。

 

#パパトーク ―パパになるってどんなこと?―
https://youtu.be/6DnoqOvkSgA

 

まとめ

プレママが、妊娠中の体調や心の変化で不安を感じていても、横でいつもと変わらない夫の態度にガッカリすることもあるでしょう。でも、「出産前の準備に協力的だった」と思っている男性が8割を超えることからも、決して奥さんのことを心配していないわけではないようです。自然妊娠カウンセラーの岡田和子さんは、「男女間のギャップを埋めながら、妊娠・出産・子育ては女性だけのものでなく、家族や、周囲の支えのもと成り立つことを感じることができたら、大事な妊娠期間をほっと安心して、ママになる自信を育てながら楽しく過ごせます。」と言っています。1番身近な先生であり先輩であるお父さんに当時の話を聞くだけで、旦那さんが強力なサポーターへ変身してくれるかもしれませんね。

 

◇パパになる“覚悟”できてますか? 妻の71%が妊娠中の悩みを誰かに相談する一方で、夫の54%が「誰にも相談しない」という結果に(葵鐘会)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000028158.html

 

qufour(クフール)編集部

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