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古くなった「精油」も捨てないで!最後まで使い切るアイデア3つ

気が付いたら、アロマオイルの使用期限が過ぎていたことはありませんか?今日は、古くなってしまった精油を最後まで使い切るアイデアを3つご紹介します。「なんだか香りが変わったな」と思ったら、それは精油が古くなって劣化したのかも。ご紹介するのは、お肌には触れない方法だから、安全で気軽に使えますよ。簡単だからアロマ初心者さんにもおすすめです。

 

精油の使用期限はどのくらい?古い精油ってどんなの?

一般的には、柑橘系の精油の使用期限は半年、それ以外は1年から2年と記載されていることが多いです。でも実際には、保存環境や精油の種類によっては、期限を過ぎても使える精油もあります。ですので「古くなった」精油を見極めるには、匂いを嗅いでみるのが一番です。次のような状態のときは「古くなった」と判断し、お肌に付ける利用法は避けましょう。

 

・買ったときの香りと違う臭いがする
・香りが薄くなった
・精油の粘度が増した(どろっとしてる)

 

匂いを嗅いでみて、刺激臭や嫌な香りがする場合は処分した方がよいでしょう。今回は「処分するほどには変化していないけれど、使用期限までに使い切れなさそうと思う精油」や「使用期限が切れたけれど、香りは変わっていない精油」を有効活用する方法をご紹介します。

 

アイデア1:スティックディフュ―ザーを作ろう♪

お気に入りの香りなら「スティックディフューザー」にしてみるのもいいですね。ちなみに私は、精油ビンのフタを取って、スティックディフューザーのビンとしてそのまま利用しています♪

 

材料

・古くなった精油
・竹串:3~5本
・無水エタノールまたは消毒用エタノール:精油の残量の半分
・精製水:精油残量と同量
・材料がすべて入る適度な大きさのビン:1個

 

用意したビンに材料をすべて入れてよく混ぜ、竹串を刺して使います。ときどき、竹串の上下を入れ替えるとよく香りますよ。古くなった精油の粘度が増して、ビンから出てこない場合は、材料のエタノールを加えて爪楊枝で混ぜて溶かしてくださいね。

 

アイデア2:トイレの芳香剤に

狭いスペースでのアロマの芳香剤は、香りがしっかり残るのでおすすめです!トイレットペーパーの側面に3~5滴垂らしたり、小皿に重層を大さじ1杯入れ、上から精油を10滴垂らした物をトイレに置いてみてください。重層に精油を加えたものはお掃除にも使えますよ。

 

アイデア3:拭き掃除に使ってみよう

消毒用エタノール100mlに精油を10滴加え、拭き掃除に使ってみてください。特に柑橘系の精油は油を分解する作用があるので、キッチンの掃除にはピッタリですよ。

注意:家具の塗装や大理石、人工大理石、プラスチック製品など、精油に反応する物は、変質する恐れがありますので利用できません。

 

まとめ

精油は植物を原料として、たくさんの人が関わり、多くの工程を経て採取される物です。ローズ精油1滴に必要なバラは200個、ラベンダー精油の場合は200本の花が必要とも言われてます。貴重な自然の恵みだから、最後の1滴まで大切に使い切りたいですね。古くなった精油も、お肌に触れない方法ならOK。香りを楽しむ方法を思いたったら、どんどん試してみてくださいね。

 

 

宮本きこ(アロマテラピーインストラクター)

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。2012年に自宅でアロマ教室を開き、のべ800名余りの方にアロマテラピーのある生活を提案してきました。何時もご縁を大切に、アロマの輪を大きく育てていきたいと思っております。