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子どもの成人後も「親から子へ本を贈る」が、続いている親子の思いとは

7月第4日曜日は「親子の日」、2017年は7月23日です。今回は、TSUTAYAが親子の日にちなんで、子どものいる会員へ聞いた「子どもに本を贈る理由」「親から大人になって本を贈られた心境」などをご紹介します。子どもが小さいうちはたくさんの絵本を買っても、成長とともに少なくなるもの。調査からは、学生や成人した子どもへ本を贈りたい親の気持ちや、本を送られた子どもの気持ちが垣間見える結果となりました。

 

「成長した子どもに本を贈りたい」3割、男女で異なる理由

TSUTAYAが、子どものいる40~69歳の男女会員800人へ実施した「親子関係と本に関するTアンケート調査」で、「学生や成人に成長した子どもへ贈りたい本があるか」を尋ねたところ、「贈りたい本がある」と26.6%の人が回答。そこで「本を贈る理由」を尋ねると、子どもが男性の場合「学んでほしい」「新しい発見をしてほしい」などが上位に挙がり、社会で生き抜く知恵を身に付けてほしいという傾向がうかがえました。また、子どもが女性の場合「幸せになってほしい」「悩んだときに読んでほしい」など、家庭生活をより心豊かで暮らしやすくなるような理由が挙がり、本を贈る理由は子どもの性別で差が生じました。

 

大人になって「親から本を贈られた人」わずか5%

次に「あなたは大人になって、親から本を贈られたことがあるか」を尋ねると、「ある」と回答した人はわずか5%。8割近くの人は贈られたことが「ない」と回答し、親が大人になった我が子へ本を贈る機会はほとんどないことが分かりました。また、親から本を贈られた人へ「本を読んだときの気持ち」を聞いてみると「うれしかった」「学べた」「役立った」という人が多く、さらに「親から贈られた本をどうしているか」という質問には「大事にとってある」「何度も読んでいる」という回答が多く、親から贈られた本は大切にする傾向がうかがえました。

 

子どもに贈る本は「本屋の店頭」「ネットの口コミ」で探す

また「子どもに贈りたい本を探すとき、何を参考にするか」と尋ねたところ、最も多かったのは「本屋の店頭」で4割以上にも上りました。実際に本を手に取ったり、売り場でスタッフのおすすめを聞く人が多いようです。このほか「インターネットの口コミやランキング」「新聞」で書評や口コミを参考にしている人も多いことが分かりました。

 

まとめ

子どもが小さいころは親が買う本を決めていても、だんだんと本人の好みで選ぶようになり、親が改めて本を贈ることは少なくなりますね。スペインでは恋人や親しい人へ本を贈る「サン・ジョルディの日」という日がありますが、同じように日本でも愛する人へ本を贈る日があるとステキですね。7月23日(日)の「親子の日」には、お子さんへ本を1冊贈ってみませんか。

 

◇子どもを持つ親800名に聞いた“本を贈る習慣”。7月23日『親子の日』は、"本で親子がつながる一日"に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000310.000018760.html

 

qufour(クフール)編集部

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