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子ども自由研究「早めスタート」「親子一緒に」がカギ【200人調査】
2017年 7月 18日 07:00
夏休み定番の「自由研究」は、子どもと同じように親も気になる話題ですよね。今回は、小学生をもつ200人へ聞いた「夏休みの自由研究のテーマ決めや進め方」「金銭的サポート」「開始時期」の調査結果を紹介します。2020年のプログラミング授業必修化の先取りで、プログラミングをテーマにした自由研究をしたいと考えている親子も多いようです。また、自由研究を満足できるものに仕上げるためには、テーマの選び方も大切ですが、始める時期も関係していることが分かりました。
夏休み自由研究、テーマ決めと実施は「親子一緒に」が半数超
子どもとのお出掛け情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディが、子どもをもつ全国の親264人へ行なった「夏休みの子どもの自由研究ついてアンケート調査」で、「昨年の夏休み自由研究テーマは誰が決めたか」を尋ねたところ、52%の人が「親子でアイデアを出し合って一緒に決めた」と回答しました。また「昨年の夏休み自由研究の進め方」を聞くと、61%の人が「子どもがつまずいている箇所で親がところどころサポートした」ということが分かりました。テーマを決めるときと実際に自由研究を進めるときには、どちらも半数以上の人が親子でコミュニケーションを取りながら一緒に行なっていたようです。
自由研究は親のサポート有無に関わらず8割以上が「満足」
自由研究への親の関わり方で、子どもの満足度に違いがあるかを見たところ、「大変満足」と「やや満足」を足した割合は「子どもがつまずいている箇所で親がところどころサポートした」グループで81%、「ほとんど子どもが自主的に進めた」グループで83%となり、満足度にほとんど差が見られないことが分かりました。とはいえ、「大変満足」している割合を抜き出してみると、「子どもが自主的」のグループが46%に対して「親がサポート」グループでは27%と大きく差が開く結果に。大きな満足度を得るには、子どもが自分の力でやりきることが大切と言えるようです。
今年の人気テーマは「サイエンス実験系」「プログラミング」
次に「昨年の自由研究に選んだテーマ」と「今年子どもにトライしてもらいたいテーマ」をそれぞれ尋ねると、昨年よりもトライしてほしい割合が大幅に増えたのは、「サイエンス実験系(10%→21%)」、「プログラミング(4%→10%)」でした。特に「プログラミング」は、昨年の実績に比べて2.5倍も増え、総数はまだ少ないものの注目度が高まっていることがうかがえます。
親の金銭的サポート、最多は「プログラミング」の46%
続いて、今年トライしてもらいたいテーマごとに「親の金銭的サポート」を聞いたところ、「必要であれば有料イベント参加や工作キットの購入も検討する」と回答した割合が最も多かったのは「プログラミング」で46%という結果に。家にパソコンがあっても親がプログラミングを教えられない、そもそも親がプログラミングができないという現状から、有料イベントや工作キットを活用して金銭的にサポートする必要があることがうかがえます。
夏休み前にテーマが決まっていると、満足度が高い!?
最後に「昨年の自由研究のスタート時期」と「子ども自身の満足度」の関係を見ると、「大変満足」の割合が高いのは「夏休み前」で46%に上りました。また、スタートが遅くなるほど、「やや満足」も含めた満足の割合はだんだん下がっていくことも分かりました。夏休みの終わりが近づいてきても自由研究に手が付けられていないと、焦りや準備不足に加え、親からのプレッシャーも強くなり、結果的に自由研究の満足度も低くなるという関係が見てとれます。
自由研究はスタートダッシュが肝心
今では「夏休みの宿題は早めに済ませなさい」と言っているママも、かつては親や先生に言われたのではないでしょうか。自由研究のスタート時期と満足度の調査結果は、ママ自身が小学生時代を振り返ってみると、身に覚えがある人も多いのでは?今年の夏休み自由研究は、ママの小学生時代の自由研究の話もしながら、スタートダッシュをかけて親子で一緒に進め、8月後半は気持ちにゆとりがあるようにすると、楽しく自由研究できるのではないでしょうか。
◇【成功のカギは早めのスタート】自由研究は、親子にとってのいい夏のコミュケーション機会に(アクトインディ)
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