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運動しなきゃ=9割、運動してない人=4割、「続けられる運動」共通項は?

したいと思いながら「運動できてない」のは、あなただけではなさそうです。今回は、20代以上の女性900人へ聞いた、運動の頻度、長続きしている運動、これからやってみたい運動についての調査結果をご紹介します。子どもが小さい、仕事と家事で忙しいなどの理由で体を動かせていない人は多い一方、長く続けられている運動・スポーツには、ある共通項があるようです。

 

運動・スポーツの頻度、約半数が「週1回以上」

リビング新聞グループのリビングくらしHOW研究所が、全国の20代以上の女性913人へ行なった「運動・スポーツ」のアンケート調査で、意識して体を動かす「運動・スポーツの頻度」を尋ねたところ、約半数が「週1回以上」運動していると回答しました。一方、全体の41.0%の人はまったく「運動していない」という結果に。また「週1回以上」の割合を年代別に見ると、「55~59歳」「60歳以上」で5割を超えていますが、ほかの世代では半数以下となりました。

 

9割以上が運動・スポーツは必要と感じつつ、現実とギャップ

続いて、「運動・スポーツの必要性を感じているか」を聞くと、「とても感じている」と「まあ感じている」を合せて93.9%の人が、「感じている」と回答。前の質問「頻度」の結果と合わせて見ると、多くの人が「運動しなくては!」と思いながらもできていない、ギャップ状態と分かりました。特にギャップが大きかった30~40代からは、「意識して動かさないと、動かす機会が全くない(40歳)」、「筋肉が衰えている、太りやすい、疲れやすい(35歳)」といった危機感を訴える声もありました。

 

30代後半と50代前半で運動機会が増加、その理由は?

また、「5年前と比較した運動機会の増減」を尋ねると、35~39歳で運動機会が大きく増えてその後下がり、再び50~54歳で増加しました。30代後半の人からは「出産してすぐは育児で運動の時間がなかった(35歳)」、「幼稚園のママ友とスポーツサークルを作り、練習できる(39歳)」など、子どもの年齢次第で自分の運動機会が作れるケースが見られました。一方、2つ目のピークの直前45~49歳は、運動機会の増加が最も少なくなります。ここはちょうど更年期でもあるからか、「面倒になった(49歳)」、「疲れやすくなっている(47歳)」など、体調の変化や意欲の低下に関する声が聞かれました。

 

長続きしている運動は「ウォーキング」が33.2%で最多

※上位5つを抽出

次に、運動・スポーツの習慣があると回答した539人へ「最も長続きしている運動」を聞くと、最多の回答は「ウォーキング(33.2%)」で、「ヨガ(10.9%)」「ストレッチ(10.2%)」が続きました。理由として「無理せず、できる範囲でするくらいのユルい気持ち(41歳)」、「気持ち良くできるので、自分に合っている(39歳)」、「時間が掛からない。お金が掛からない。苦しくない(33歳)」などが挙がりました。自分のペースでムリなく続けられ、気持ち良いことが長続きの秘訣のようです。

 

やりたい運動は「ヨガ」「水泳」、話題の「ボルダリング」も

全ての人へ「これからやってみたい運動・スポーツ」を尋ねたところ、1位「ヨガ(187人)」、2位「水泳(88人)」、3位「ウォーキング(66人)」となりました。ダントツ1位のヨガは、ホットヨガ、空中ヨガ、SUPヨガなどバリエーションが豊富なこともあり、多くの人が関心を寄せているようです。また、2020年の五輪競技に採用された話題のボルダリングも7位にランクインしました。

 

まとめ

子どもが生まれたばかりは、運動やスポーツの機会を作りにくいですが、歩き始めから小学校低学年ごろまでは、子どもと一緒にいるだけで体を動かす機会が増えますね。さらに子どもが大きくなると、友だちと遊んでくれるのでママは運動不足になりがちに。そのころのママは、ちょうど代謝が落ち始めたりる年代に入ります。若さと健康をキープするためにも、子どもが小学生になったら、長く続けられる運動やスポーツを見付けてみると良いですね。

 

◇リビングくらしHOW研究所
http://www.kurashihow.co.jp/markets/9484/

◇女性の9割以上が「運動しなくちゃ」! でも、運動しているのは約半数……?(サンケイリビング新聞社)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000005157.html

 

qufour(クフール)編集部

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