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子ども誕生での「パパの変化」6割が家事・育児時間アップ、仕事時間は?

「父の日」は、仕事でも家でも頑張るパパへ、家族みんなで「ありがとう」と伝えたいですね。今回は、20~50代の子どもがいる男性190人へ聞いた、家事・育児の参加度合いや働き方の変化に関する調査をご紹介します。多くの男性は、お子さんの誕生をきっかけに家事や育児に積極的に参加しているようですが、関わっている時間や、育児休暇の取得の関係が見える結果に。また、家事や育児に積極的に関わるパパは、仕事に対しても“ある変化”を感じているようです。

 

子どもの誕生で「家事・育児の時間が増えた」人、6割超

リクルートコミュニケーションズが、子どもがいる20~50代の既婚男性190人へ聞いた「家事・育児参加状況のアンケート」で、「子どもの誕生をきっかけに、自分が家事・育児を行う時間は増えたか」を尋ねたところ、62.6%の人が「増えた」と回答しました。一方、「減った」と回答した人は、わずかですが2.6%ほどいました。

 

家事・育児の時間が増えた理由、約3割が「妻の負担軽減」

家事や育児の時間が「増えた」人へ「自身の家事・育児を行う時間を増やした理由・動機」を尋ねると、最も多かった回答は「妻の負担が増えたため、家事・育児を分担する必要があると感じた(33.6%)」でした。また、次に多かったのは「子どもに向き合う時間を確保したい(30.3%)」でした。多くの人は妻の負担が増えたことで、家事分担の必要を感じたり、子どもとの時間を確保したかったりと、自発的な理由から家事・育児の時間を増やしていることが分かりました。

 

家事・育児の増加時間は、平日1時間、休日2時間

続いて、家事・育児の時間が増えた人へ、「どれくらい時間が増えたか」を平日と休日に分けてそれぞれ聞いたところ、平日は1時間が46.7%と最も多く、次いで2時間が19.6%となりました。また、休日は2時間が最も多く30.4%で、3.5時間以上と回答した人も27.2%ほどいました。まとまった時間を確保しやすい休日に家事・育児の時間を増やしているパパが多いことがうかがえます。

 

家事・育児の時間は増えても、仕事時間が減らせない人9割超

次に「お子さんの誕生をきっかけに、仕事の時間は増えたか」を尋ねると、「変わらない」が82.6%、「増えた」が11.6%、「減った」が5.8%でした。家事・育児を行なう時間が増えた人に限って見ても、80.7%が「変わらない」、13.4%が「増えた」と回答していることから、ほとんどの人が家事・育児の時間が増えても、仕事の時間を減らすことができない状況が伺えます。

 

家事・育児が増えた3割超は、仕事のモチベーションもアップ

多くのパパは仕事の時間が減らせない一方で、「家事・育児を行うことで、働き方や仕事の成果に変化があるか」を聞くと、27.4%が「仕事のモチベーションが上がった」と回答、「仕事のモチベーションが下がった」の2.6%を大きく上回りました。また、家事・育児を行う時間が増えた人に限ってこの数字を見ると、37%とさらに10%近く数値が上がります。家族が増えて家事・育児を行なう時間が増えることは、仕事のモチベーションUPにも繋がると考えて良さそうです。

 

男性の育児休暇制度、4割以上が「取得したい」

また、勤務先に男性も取得できる「育児休暇」制度があれば、「父親として取得したいと思うか」を聞くと、全体の40.5%、家事・育児を行う時間が増えた人に限ると半数に迫る49.6%が「取得したい」と回答しました。家事・育児の時間が増えた人ほど、育児休暇制度でより多くの時間を家族や子どものために使いたいと思っているようです。

 

今年の「父の日」はパパの心の充電もお忘れなく!

家事や育児をすると仕事のモチベーションが上がるという結果を見て、ちょっぴり期待したママも多いのではないでしょうか。2017年の「父の日」は6月18日(日)。いつも仕事を頑張っているパパは、疲れた体を休める時間も必要ですが、心の充電も大切です。みんなで遊びに出掛けたり、一緒にごはんを作って食べたりして、家族と触れ合いながら家事や育児に関わる時間が取れる「父の日」が過ごせると良いですね。

 

◇【父の日】一般男性の家事・育児参加状況のアンケート お父さんの6割、家事・育児の時間増加 一方、8割超の人は就業時間の長さに変化なし 「男性育児休暇があれば取得したい」4割超に(リクルートコミュニケーションズ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000024906.html

qufour(クフール)編集部

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