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【実践!盛り付け術1】高さと汁気がポイント「ミートソース」のコツ
2017年 5月 22日 06:30
フードコーディネーター直伝、お料理の盛り付け術をお伝えする連載です。第1回目の今回は、「スパゲッティミートソース」盛り付け方をご紹介します。頑張って作った料理も、盛り付けが上手にできないと、ちょっと残念な気分になりますよね。お家にいながらまるでレストランのように美味しく見える盛り付けが、ちょっとした一手間でできるようになりますよ。
美味しく見える盛り付けのポイントは「高さ」と「汁気」
子どもから大人まで大人気の「スパゲッティーミートソース」。作り置きもできて、ランチやおもてなし料理にも大活躍ですね。でも、なんだか美味しそうに盛り付けられないという方、いませんか。ミートソースだけでなくパスタ全般は、盛り付けるときに高さを出すことを心掛けてみて下さい。またミートソースでは、ソースの汁気を少なくしましょう。汁気が少ないと、見た目の美しさだけでなく、パスタに絡みやすいという利点もありますよ。それでは、具体的な盛り付け方法と、美味しミートソースの作り方のコツをご紹介します。
トングを使って高さを出す
パスタはお皿に全体に広がっているよりも、こんもりと高さを出して盛り付けた方がきれいに見えますし、空気に触れる面積がすくなくなるので、冷めにくく美味しくいただけます。この高さを出すために必要なアイテムが「トング」です。トングを使い、ねじるように盛り付けると、山が崩れず上手に高さを出せますよ。
盛り付け手順1:大きな皿の中央に3回に分けて盛り付ける
まず、大きめのお皿を用意します。大きいお皿だと、余白ができて、料理の見栄えがよくなります。次に、お皿の中央にパスタを丸くねじりながら盛り付けます。ポイントは、2〜3回に分けて、だんだん円を小さくしながら山を作ること。ついつい1度にパスタを盛り付けがちですが、回数を分けることで山が崩れにくくなります。
盛り付け手順2:パスタはねじりながら盛り付ける
2段目を盛り付けるときは、1段目より小さく盛り付けます。片手にトング、反対の手にお皿を持ち、トングを巻く方向と反対方向にお皿を回しながら盛り付けると上手にできますよ。
盛り付け手順3:3段目は平らにしてソースを乗せやすく
3段目はパスタの量を少なくして上を平らにします。平らにしたパスタの上へミートソースを乗せると、ソースが崩れにくくなります。パスタの盛り方に立体感を出すことで、見た目がガラリと変わりました。仕上げにバジルやパセリ、粉チーズを添えると、彩りも鮮やかになりますね。もしトングがない場合は、菜箸でも代用ができます。トングよりは、少し難易度が上がりますが、くるくる巻きながら盛り付けてみて下さいね。
盛り付け手順4:お皿の汚れは拭き取って!
盛り付ける上で大切なことがもう1つ!ソースがお皿の余白部分に飛んでしまった場合は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。ちょっとした一手間ですが、見た目が全く違ってきます。
ミートソースの作り方にもコツ!
ミートソースは、水っぽい仕上がりになると、見た目が悪いだけではなく、ソースがパスタに絡みにくいというデメリットがあります。ミートソースを作るときのポイントは3つ。
- 具の切り方と大きさを揃えて、均一に火が通るようにする
- 煮込み時間をしっかり取り、汁気を飛ばして濃厚なソースにする
- 小麦粉でとろみを付ける
この3つのポイントに注意して、適度なとろみのあるミートソースができたら、今回お伝えした盛り付け方で、今まで以上に美味しく見えるスパゲッティーミートソースが完成です。
まとめ
パスタを高く盛り付けるのは、見栄えが良くなるだけでなく、パスタが冷めにくいというメリットもあります。温かい状態で食べてもらうということも、お料理では大切ですね。最初は難しいかもしれませんが、コツを覚えてしまえば簡単に盛り付けられるので、ぜひ挑戦してみて下さい。