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お祝いで残った「お刺身」をアレンジ!野菜をたっぷり「生春巻き」レシピ

だんだん暖かくなってきたこの頃、何かとお祝いごとも多くなってくるのではないでしょうか。今回は、お祝いの席に多く登場する「お刺身」をアレンジしたメニューをご紹介します。冬の間に蓄えたお肉が気になる方へ、野菜も一緒に食べられる生春巻きのレシピをご用意してみました。

 

お刺身の賞味期限はいつまで?

鮮度が命のお刺身。夕食に出てくると「次の日までに取っておくと鮮度が悪くなってしまう」という気持ちから、「お腹がいっぱいでも食べきってしまおう!」となりがち。スーパーに並んでいるお刺身の賞味期限は当日限りとなっているものが多いですが、足の早い青魚以外はラップをして冷蔵庫へ入れれば次の日の夜までは安心して召し上がれますよ。

 

お刺身の簡単なアレンジ方法いろいろ

お刺身のアレンジで一番手軽なのは「ヅケ」です。醤油に漬けて程よく水分を抜くことで素材を腐りにくくするほか、微生物の細胞からも水を抜いて死滅させるので食中毒の危険を軽減してくれる調理法です。お刺身100gに対し、醤油とみりん小さじ2杯ずつを用意し、ポリ袋などに刺身と一緒に入れて漬け込めばOK。ほかにはスライスしたニンニクとバターと醤油で炒めた「ガリバタ醤油炒め」や、てんぷら、フライなど、サッと火を通すアレンジでも美味しくいただけます。

 

生野菜と一緒に「生春巻き」!ライスペーパーはどこで買う?

数あるお刺身アレンジ方法のなかから、今回はたっぷりの野菜と一緒に食べる火を使わない簡単料理「生春巻き」をご紹介します。生春巻きは、お店やお惣菜コーナーで見たり食べたりした方は多いと思います。生春巻きの皮「ライスペーパー」がどこに売っているか分からない方もいるのではないでしょうか。大きなデパートやスーパーの輸入食材コーナーや、輸入食品専門店には必ずある食材ですので、意識的に探してみてください!

 

生春巻きの材料

3~4人前

お刺身:100gほど
水菜:1束
ダイコン:輪切り2cm
ライスペーパー:12枚
スイートチリソースやドレッシング:お好みで

 

材料がそろったら作ってみましょう♪

1.水菜は長さ4cmに切り、ダイコンは長さ4cmの千切りにします
2.皮1枚を水にさっとくぐらせ、ペーパータオルでやさしく挟んで軽く水気をきります
3.20秒ほどペーパータオルで挟んだらまな板の上に移し、皮の手前に水菜、と千切りのダイコン、中央にお刺身を乗せ、皮の手前側を持ち上げてひと巻きし、両側の皮を中央へ向かって折り、空気を抜きながらきっちりと巻きます
4.同様に8本作ったら、くっつかないように皿に盛り、スイートチリソースやドレッシングを添えて完成です

 

生春巻きの献立

生春巻きはお刺身の量が多くないので副菜とし、メインに「砂肝とモヤシのガーリックオイル炒め」を用意しました。生春巻きに入っている水菜や、ガーリック炒めのモヤシは、包丁で切る回数が少なくても食べやすい大きさにできるので、忙しいときの調理に最適です。日ごろの食事の支度を時短するには、切る手間が少ない食材を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。水菜やモヤシのほか、栄養素が豊富なホウレン草や小松菜、豆苗もおすすめです。

 

 

かながわあやか(管理栄養士)

父が働いている会社の社宅に50mプールの大きさほどの畑があり、複数の家族と一緒に畑を耕しながら生活する、という幼少期~12歳を過ごす。管理栄養士、栄養教諭第一種免許を取得した現在は「食と農」をキーワードに、夕張郡栗山町の地域おこし協力隊として日本を飛び回り活動中。自称「農家フェチ」。