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日本伝統の「お正月遊び」を今すぐしてみたくなる!おすすめ絵本5選
2016年 12月 26日 11:00
お正月から連想される遊びはたくさんありますが、実際に遊んだことがある子どもは少なくなっているのではないでしょうか。今回は、お正月の伝統的な遊びに親しめる絵本を5つご紹介します。子どもに教えたくても、記憶があいまいで上手く伝えられないときにも役立つ内容で、読んでいるうちに一緒に遊んでみたくなりますよ。
寒さなんかに負けないで、一緒に外で遊ぼう!
「もうすぐおしょうがつ(あかね書房)」は病気のふりをして保育園を休んだちろえちゃんが、夢の中で羽根突きや凧揚げを体験するお話です。夢の中でズル休みを責められ怖い思いをしますが、目が覚めたあとは、お正月をみんなと楽しみたいという気持ちで保育園に行くようになります。寒くて家にこもりがちな季節ですが、外に飛び出したくなる絵本です。
大人が読んでも「なるほど!」がいっぱい
「おしょうがつおめでとうはじまりの日!(文溪堂)」は飼い猫の目線で人間のお正月の様子を描いた絵本です。羽根突きや凧揚げに参加しようとしてじゃまにされたり、書初めの墨汁にいたずらして墨だらけになりますが、最後は福笑いの鼻に落ち着き、子どもたちは大笑い!お正月の楽しい雰囲気が伝わってきます。羽根突き、カルタ、凧揚げ、福笑いの豆知識もあり、大人にとっても興味深い内容になっています。
おっちょこちょいなヒーローとの楽しい体験
「おしょうがつセブン(世界文化社)」は謎のヒーロー「おしょうがつセブン」が子どもたちにお正月遊びや、おせちの由来を教えるお話です。子どもたちに羽根突きを教えるつもりがあっという間に負けてしまったり、おせちを持ってきたことを忘れて凧揚げをしていたり、最後はコマの代わりに回されてしまう頼りないヒーローですが、おかげで楽しいお正月になったようです。お正月遊びに興味がわく絵本です。
繰り返し読みたくなるテンポの良い絵本
「すいすいたこたこ(鈴木出版)」は動物たちが凧揚げをする様子をかわいらしいイラストで描いた絵本です。凧ではなく蛸をあげたり、お祝いに来た獅子舞がライオンだったりとハチャメチャなストーリーですが、小さなお子さんも楽しめる内容になっています。「すいすいたこたこ」というリズムは単純ながらテンポが良いので読み聞かせにもぴったりです。
冬眠から目覚めたかえるたちが体験した、楽しいお正月
「10ぴきのかえるのおしょうがつ(PHP研究所)」は餅つきの音に誘われ冬眠から目覚めたかえるたちが、初めてのお正月を楽しむ絵本です。遊びだけでなく大掃除からのお正月までの流れを知ることができます。遊んでいる羽根突き、竹馬、コマはすべてかえるたちの手作り、さらに大凧は乗って飛べるほどの大作です。準備をする様子から楽しめ、お正月が待ち遠しくなる絵本です。
まとめ
ご紹介した絵本からは、お正月遊びの内容が分かるだけでなく、遊んでいるときの楽しい様子も伝わってきます。読み終わったあとは、お正月遊びのとりこになっているかもしれません。お正月遊びのなかでも福笑いやカルタは気軽にできるので、お子さんが興味を示したら実際に楽しんでみても良いですね。