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【産前産後ハッピーライフ8】波は3回!産後「マタニティブルー」過ごし方
2016年 12月 12日 06:30
ちょっとした心配事や不安で情緒が不安定になる「マタニティブルー」。今回は、産後の「マタニティブルー」との向き合い方、気持ちの落ち着かせ方をお伝えします。気持ちが安定しないと、些細なことにも過剰反応をしてしまい、さらに落ち込んだり、イライラしてしまいますよね。マタニティブルーの原因やその向き合い方が解れば、気持ちも軽くなりますよ。
産後のマタニティブルーは3回の波、最初は「産後3日目」
「マタニティブルー」と言うと、妊娠中のことと思いがちですが、ホルモンバランスの変化や気持ちの揺らぎが原因なので、産後にも起こることなのです。そして産後のマタニティブルーには、3回の大きな波があります。まず産後3日目。出産という大仕事を終えて興奮していた気持ちが、少し落ち着いたころです。「自分がいなければ消えてしまう命が存在すること」に直面し、不安を感じてしまうのが原因。こういうときは、お医者さん、助産師さん、もしくは同時期に出産して一緒に入院しているほかのお母さんと話をしてみましょう。先生たちは相談に乗ってくれますし、お母さんたちとの会話は、ひとりじゃないと感じることができ、いい気晴らしになります。
2回目の波は「産後1週間目」
次に来る波は、ちょうど「退院前後」……。産後1週間ほど経ったころです。入院中はお医者さんや助産師さんという専門家が24時間そばにいました。分からないことがあれば聞けたし、眠れないときは赤ちゃんを預かってもらうこともできました。でも退院したら環境はガラリと変わります。「環境が変わってもやっていけるかしら?」という不安から情緒が乱れがちになるのです。さらに、頻繁な授乳による睡眠不足は、ブルーな気持ちに拍車をかけてしまいます。この時期は、家のことがおろそかになってもいいので、しっかり眠ることが大切です。そしてパートナーにも、その不安な胸の内を話してみてくださいね。
3回目の波は「産後1カ月目」
出産1カ月後は、病院で母子の体調を診る「1カ月健診」があります。このタイミングは、退院後初めて外出をする人がほとんどです。初めての外出は、不安と心配でいっぱいです。小さな赤ちゃんと一緒で、気疲れもするでしょう。そのストレスから第3の波を感じる人が多いです。ですから、1カ月検診から帰宅したら、とにかく体を休めましょう。入浴OKが出るのもこの時期なので、パートナーに子どもを預けて、1カ月ぶりにゆっくりお湯に浸かるのもいいですね。お部屋でアロマオイルを焚いて、リラックスするのもいいでしょう。
全時期「割り切る、涙を流す、パートナーへ現状説明」も大切
全てのタイミングに共通して言えるのは「この時期はこういうものだと思う」「我慢をしないで涙を流す」「パートナーに現状を説明する」ことです。誰にでも訪れるものだと受け入れれば気は楽になり、泣くことはストレス解消にもなります。そして、そういう時期であること、そのとき感じていることを、パートナーとシェアするのは、とても大切です。ただ、症状が重い場合は産後うつの可能性も。あまりにも辛いときは診断してもらいましょうね。