暮らし
団地の「狭い」キッチンは、時短にサイコー!食材、調味料の配置のコツ
2016年 11月 22日 06:30
団地キッチンのような狭いキッチンは、収納が手の届く範囲にあるので、実は時短調理にはベストサイズのキッチンなんですよ。今回は、狭いキッチンで時短料理を目指すための「食材配置のコツ」をご紹介します。ポイントは使用頻度の高いものを「使う場所」の近くに、「使いやすい状態にして置く」ことです。各家庭ごとに、食材の使用頻度は違いがあるので、参考にしながら、アレンジしてくださいね。
キッチン正面に、頻度の高い調味料、粉類、トッピングを
時短調理に便利な粉末ダシ類、片栗粉や小麦粉などの粉類、ゴマやカツオ節などのトッピングは、サッと取り出せるよう、キッチン正面に配置するのがベストです。我が家は、同じサイズのカゴに入れて種類ごとに引き出せるようにしています。
また毎日使う和・洋・中の粉末ダシは、種類も多くなりがちで、ケースもバラバラ。よく使うものは同じサイズの容器に入れておくと、取り出しやすく便利です。私は、100円ショップのふりかけ容器に移して保管しています。ふりかけ容器なら、ひっくり返すだけで、サッと鍋に振り入れられますよ。
<粉末ダシのカゴへ入れているもの>
カツオダシ、昆布ダシ、コンソメ、中華ダシ、鶏ガラスープの素など
調理中に使用頻度が高い「粉類」も、キッチン正面が便利
唐揚げ、ハンバーグ、とろみ付けなど、調理中に使う頻度が意外と高い、片栗粉、小麦粉、パン粉。戸棚の中へしまっている方が多いかもしれませんが、しまい込むと、いざ使おうとしたときに、手を洗い、扉を開けて、腰を曲げないと取り出せません。粉末ダシ同様に、キッチン正面の立ち位置からすぐ手が届く場所で、扉のない棚へ置くと、使い勝手が良くなります。
<粉類のカゴに入れているもの>
片栗粉、小麦粉、パン粉、お好み焼きの粉、強力粉など
調理の最後で活躍する「トッピング類」もキッチン正面!
調理の最後に、飾り付けなどに使う黒ゴマ、白ゴマ、青のり、カツオ節、ニンニクチップなどのトッピングは、きちんと封をしてれば冷蔵庫に入れる必要はありません。そしてキッチン正面へ置くことで、最後の盛り付け作業がスムーズに進みます。
<トッピングのカゴに入れているもの>
黒ゴマ、白ゴマ、青のり、カツオ節、ニンニクチップ
私は、盛り付けがスムーズに終って食卓にお皿を移動したら、その勢いで、鍋やフライパンを洗ってしまいます。予熱が残った調理器具は、調味料が乾いていないので、汚れを落としやすいのです。調理と片付けを一緒に進めると時短になりますよ。
液体調味料はコンロの真後ろへ、身体をひねれば手が届く!
鍋やフライパンを使っているときに使用することが多い、油類、酒類、調味料は、コンロの真後ろで手の届く高さに、よく使う順番に手前からセットします。私はカラーボックスの一番上へ並べています。必要なときに後ろを振り返って手に取り、使ったら所定の位置に戻すだけなので、5~10秒しかかりません。水を入れた鍋をコンロへ置いたら、自分が半回転し、手を伸ばせる位置に置いています。これなら、かかる時間はたった5秒です。
<コンロの真後ろに置いているもの>
- 酒類(料理酒、赤ワイン、白ワイン)
- 調味料(めんつゆ、みりん、醤油)
- 油(サラダ油、ゴマ油、オリーブオイル)
米は床置きせず、かがまないでもいい高さへ
米びつは重たいこともあり、シンクの下へ置いているキッチンをよく見かけます。でも、お米は毎日使うものなので、「腰を曲げずに取り出せる位置」がおすすめです。私も、以前はシンクの下に置いていましたが、取り出すのが面倒だと感じていました。今は、100円ショップで購入したやや縦長のフタ付きの容器へ入れ、キッチンの後ろの棚に置いています。お米を取り出してから、ジャーにセットするまで約1分で完了するので、超ラクチンになりました。
まな板使用時の食材配置にコツ「材料は、向こう側だけ!」
食材は冷蔵庫から一回で出し切り、まな板の向こう側へ置きましょう。カットする順番に手前から並べ、大きいものはシンクに置いています。ヘタなどは、その都度捨てると時間がかるので、まな板の右側!と決めてどんどん溜め込みます。この配置を決めておくと、キッチンスペースがごちゃごちゃになりません。またカットするたびに、ベストタイミングで鍋へ食材を入れられるので、ボウルで一時保管する必要もありません。調理に時間がかからず、余った食材もまとめて最後に冷蔵庫にしまえるので、さらに時短ができます!
食材配置で時短のポイント
ほかにも、調理中に使うもの(砂糖、乾燥わかめ、お麩)や、即席みそ汁、お茶漬けの素、ふりかけ、茶葉など、毎日使ったり、瞬時にほしいものなども、手の届くところへ置き、ワンアクションで取り出せると、手早いアクションができます。使用頻度の高い順に配置すると覚えておくと、料理がぐっと楽になるのでぜひ、参考にしてください!