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読んで、書いて覚えよう!入学前の「ひらがな学習」におすすめ絵本5選

小学校入学までに、氏名や数字が書けるようしたいと思ってるママも多いと思います。そこで今回は、就学前だからこそ親子で楽しめる「ひらがな絵本」を5冊ご紹介します。ランドセルや学習机を購入すると、次に気になるのは子どもの学習ですよね。家庭でも机に向かう時間を設けたり、集中して絵本を読む時間を作って慣れておくといいですね。

 

たべもので69音が覚えられる!学習要素を加えた幼年絵本

「あっちゃんあがつくたべものあいうえお(リーブル)」は、ひらがな、濁音、半濁音の69音を歌いながら覚えられる絵本です。見開きの左側に文章、右側に挿絵のワンセットで構成されています。「ほ」の見開きでは、「ほっちゃん ほがつく ほっとけーき」という1文、十段重なったホットケーキの上からシロップをかけている様子が描かれています。1冊まるごと読み聞かせるのは大変なので、何回かに分けて楽しむといいでしょう。ひらがなを覚える最初の1歩におすすめです。

 

ユーモラスな王様と一緒に、ひらがなをマスターできます

「あいうえおうさま(理論社)」は、1年生の国語の教科書にも掲載されている言葉遊びの絵本。小学生のころ、おうさまシリーズを愛読していた方には懐かしい挿絵ですね。「てれびの てじなを でたらめに まねて てんで できずに てれる おうさま」からも分かるように、全体を通して茶目っ気たっぷりの内容で、ボキャブラリーが増えること間違いナシ!楽しみながら読んでいるうちに、「もうれつ」「はしゃいで」なんて言葉まで暗記するはずです。

 

「行」のまとまりを覚えるときに役立つ文字の絵本

「もじのえほん あいうえお(あかね書房)」は、「行」に注目したひらがなの絵本です。4ページがワンセットになっていて、前半では「あ行」の5音それぞれに文章があり、後半では「あ行」全てを使った言葉遊びが綴られています。言葉のリズムもよく、「あいつ あきれた あばれんぼ」で「あばれんぼう」と表記しないところが、音読の楽しさにつながります。た行の「たちつてとっとと ふきました」もその好例ですね。

 

筆順に迷うこともありません!書き方練習のパートナー

「あいうえおのえほん(金の星社)」は、鉛筆を握って、いざ書き方練習!というときに役立ちます。23.6cm四方の大画面に一字があり、2画数以上の字は筆順も紹介。指先でなぞってもよし、見本にしてノートに書くもよし、とさまざまな場面で活躍します。「あの字、どう書くんだっけ?」という質問を何度もされるママ。隣に座ってゆっくり教えてあげたいけれど、余裕がないときはこの本を渡すのもいいですね。

 

詩の巨人・谷川俊太郎が幼年児童に贈る言葉あそびの絵本

「ことばあそびうた(福音館書店)」は、読み方と書き方をクリアしたあとに楽しみたい絵本です。谷川俊太郎の詩集のなかでも、この本は就学前後の子どもにピッタリ。促音(小さな「っ」「ッ」)が続いたり、同じ単語が繰り返されたりと、おもしろい言葉遊びがたくさんあります。親子で交互に音読すると楽しさも倍増しますよ。瀬川康男が描いた生きものたちの挿し絵は1度目にしたら忘れられません。朱、黄、緑にしぼった色彩も印象的です。

 

まとめ

ひらがなは、読んで覚えることも、書いて上手になることも大切だと思い、この5冊を選びました。もちろん子どもたちが、親しみのもてる挿し絵もポイントです。就学前の息子の行動を見ていると、学習という言葉を知らないおかげか、ひらがなを覚えるのもポジティブに取り組めています。絵本を渡すタイミングにも気を付けながら、入学の準備をすすめていきたいですね。 

 

まつだなおこ

一男一女のママです。
九州の自然にどっぷりつかって子育て中。
ここの暮らしでうれしいのは、魚も野菜も米もおいしい!こと。
平日は図書室にパート勤務しています。