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生理前の強い味方!「PMS軽減」のおすすめアロマオイル4種と使い方

生理前になると腹痛や頭痛、ネガティブな思考で嫌になってしまうことってありますね。今回はアロマオイルで「生理前の不快症状を軽減」する方法をご紹介します。実は、芳香浴のような手軽な方法でケアするだけでも効果がありますよ。毎月のことだからこそ、アロマオイルで不快症状とサヨナラして、気分良く過ごしてみませんか。

 

生理前の不快症状「PMS」、精神面も身体面もアロマオイルで

生理前に現れる心身の不快症状を「月経前症候群(PMS)」と呼び、大きな原因はホルモンバランスの乱れと言われています。病院で薬が処方されることもあるPMSですが、ピルや漢方など、処方された薬が合わなかった人は、アロマオイルでケアしてみてください。アロマオイルには精神的な落ち込みを軽減させ、心地よい眠りを誘うものがあります。また、ホルモンバランスを整え、むくみ、腰の痛みなど身体的な症状にアプローチしてくれるアロマオイルもあり、PMSの不快な症状にとても効果があるのです。

 

PMSに効果のあるアロマオイルをご紹介

PMSには次のようなアロマオイルが効果的です。 

 

  • ラベンダー……ラベンダーに含まれるリナロールにはリラックス効果があり、心地よい眠りへ導いてくれます。PMSの不眠に最適

  • クラリセージ……女性ホルモンのエストロゲンに似た成分が含まれており、ホルモンバランスを整える効果があります。落ち込みの解消や、身体的な不調を緩和してくれます

  • ゼラニウム……リナロールによるリラックス効果のほかに、自律神経を整えてPMSの心身の不調を軽くしてくれる効果があります。また、利尿作用があり、PMSのむくみにも効果的

  • ローズオットー……女性ホルモンの調整作用があり、腰、腹の痛みを和らげる効果があります。ただし、高価なため代用としてローズゼラニウムを使ってもよいでしょう

※ クラリセージは妊娠中の使用を控えてください
※ アロマオイルは必ず天然のものを使用してください

 

おすすめのアロマオイルの使用方法は3つ

PMSを軽減させるには、芳香浴やマッサージが非常に効果的です。

 

  • 芳香浴……ディフューザーなどの芳香拡散器で香りを拡散させます。機器がないときは、ハンカチやティッシュペーパーに1、2滴アロマオイルを落として香りを拡散させましょう。不眠に悩んでいるときは枕元に置くと効果的

  • マッサージ……キャリアオイル(植物油のこと。ホホバオイルなど)10mlにアロマオイル2滴を落としたマッサージオイルで、生理の十日前くらいから体の緊張を緩めるために下腹部や腰を優しくマッサージしましょう

  • アロマバス……入浴時、バスタブへアロマオイルを3~5滴落とします。肌の弱い人はハチミツ(10 ml)やキャリアオイル(5 ml)を足すと精油の刺激を緩和してくれます

※3歳未満は芳香浴の使用のみにしてください

 

PMSの原因を増やさないために、心掛けておきたいこと

アロマオイルの効果を最大限に引き出すためには、やはり普段の過ごし方も大切です。まず、ストレスをため込まないこと。ストレスは、もっともPMSを悪化させる原因ですので、ゆっくり過ごす時間を取る、好きなことをするなどして解消させるようにしましょう。次に、カフェインやアルコールを摂りすぎないこと。カフェインは血管を収縮させるので、PMSによる頭痛を引き起こしやすいのです。飲酒も生理前は肝臓のアルコール分解機能が弱まるので、おすすめできません。そして、冷えもPMSを悪化させる一因です。体を冷やさないようにしましょう。

 

PMS解消の鍵はアロマオイルにあり

PMSのせいで1カ月に1度、憂鬱になったり体の不快感に悩まされたり……という女性は少なくありません。ストレスをため込まないようにするのが一番ですが、簡単にはいかないからこそ、悩む人が多いのでしょう。そんなときこそ、アロマオイルが強い味方になります。良質のアロマオイルを使った手軽なケアでストレスを解消し、PMSとは無縁の生活を送りましょう!

 

はざくら

一児の母。アロマテラピー、日曜大工、ハンドメイド、料理、旅行など、多趣味。アロマテラピーを日常生活に取り込むのが好きで、高じてアロマテラピー検定一級を2010年に取得。