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アロマオイルで「スキンケア」!肌質別、アロマパックと化粧水の作り方

季節の変わり目や肌質の変化で、スキンケアが急に合わなくなることってありますよね。今回はアロマオイルを使ってスキンケア用品を「手作りする方法」をご紹介します。手作りのスキンケア用品は、防腐剤や化学薬品を含まず、自分の肌質に合わせたものを簡単に作れるので、安心して使えます。上質なアロマオイルの香りを楽しみながら、肌の悩みと無縁の生活を手に入れましょう。

 

手作りの無添加スキンケア用品のメリット

肌トラブルが起こる原因にはさまざまな理由がありますが、化粧品に含まれる添加物、特に防腐剤によるアレルギー反応や、合成香料によるホルモン分泌への悪影響が多くを占めます。市販のスキンケア用品で肌の調子が今ひとつ……という方は、必要最低限の素材と天然のアロマオイルでスキンケア用品を手作りしてみてください。手作りのスキンケア用品は、市販品よりも安価に作れるため、たっぷり使うこともできます。

 

※ただし、光毒性のある柑橘系のアロマオイルは、紫外線に当たると皮膚に炎症を起こす成分が含まれていますので、使用を控えてください

※アロマオイルは必ず100%天然を使用してください

 

アロマオイルを使った基本的なスキンケア用品の作り方

手作りのスキンケア用品といっても、ただ混ぜるだけという手軽なものがほとんどです。

 

  • パック…市販のクレイ大さじ2、アロマオイル2滴、精製水大さじ2を加えて混ぜます。顔に塗って5分後に洗い流しましょう。
  • 保湿液…グリセリンまたはホホバオイルなどのキャリアオイル(天然の植物油)5mlを清潔な器へ入れ、精油3滴を加えてよく混ぜます。それを遮光瓶に移してから、精製水またはミネラルウォーター45 mlを加えて瓶をよく振ったら完成!パッティングやスプレーで肌に吹きかけましょう。パック後だと、よりしっとりします。

 

※いずれも2週間以内に使い切らないと成分が劣化し、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。古くなったものは捨ててください

 

敏感肌向けのおすすめアロマオイル

敏感肌の人には次のような低刺激のアロマオイルがおすすめです。

ラベンダー……すべての肌質向けですが、非常に刺激が少ないため、特に敏感肌の人におすすめめです。皮膚の炎症を抑えて再生を早めるので、火傷の治療に使われていたこともある万能アロマです。

ローズオットー……作用が穏やかで子どもでも使用できるアロマオイルです。肌の引き締め作用、抗炎症作用があります。

 

普通肌向けのおすすめアロマオイル

普通肌の人は、乾燥に効果のあるアロマオイルでよりしっとりさせましょう。

ゼラニウム……含まれる「ゲラニオール」という成分には肌を柔らかくして潤いを回復する作用があります。

ネロリ……皮膚細胞を再生し、老化を予防する効果があります。シワやくすみに悩んでいる方におすすめです。

フランキンセンス……乾燥による肌荒れに効果的です。ネロリ同様、皮膚細胞を再生するので、シワ、タルミに効果があります。

 

脂性肌向けのおすすめアロマオイル

脂性肌には皮脂をコントロールするアロマオイルがおすすめです。

ゼラニウム……肌を柔らかくして潤いを回復する作用のほかに、皮脂の分泌を調整する作用があります。

ローズマリー……肌のターンオーバーを整えてくれる作用があります。脂性肌の人は、毛穴のつまりからニキビになりやすいですが、肌の引き締めによって、これを解消してくれる効果があります。

 

混合肌向けのおすすめアロマオイル

顔の部位によって症状の違う混合肌の人には、刺激が少なく肌に柔軟性を与えるアロマオイルがおすすめです。

ローマンカモミール……にきびや湿疹に効果のある穏やかな作用と、乾燥肌によるかゆみの炎症を抑える作用があります。肌の弾力を高める効果もあります。

サンダルウッド……皮膚に優しいアロマオイルですので、混合肌にも効果があります。肌を柔らかくする効果があり、乾燥肌、シワ、かゆみ、カミソリ負けに効果があります。

 

アロマオイルとスキンケア用品は、好相性

加齢や体質、生活の変化などでスキンケアが合わなくなった……。いくつになっても肌の悩みは尽きないものです。「肌が荒れると気になって、1日楽しく過ごせない」なんてことも。でも、手作りスキンケア用品なら、自分の肌の状態に合わせて作ることができます。アロマオイルには肌に効果的な成分も多いので、スキンケア用品にピッタリ!さらに、香りでのリラックス効果も期待できます。添加物での肌荒れを防ぎ、アロマオイルの効果で美肌を手に入れましょう!

 

※いずれの手作りスキンケア用品も、腕などでパッチテストをしてから使用してください

※天然素材だけで作ったとしても、アレルギー反応には個人差がありますので、肌に異変を感じたら使用を中止し、医師に診てもらいましょう

 

はざくら

一児の母。アロマテラピー、日曜大工、ハンドメイド、料理、旅行など、多趣味。アロマテラピーを日常生活に取り込むのが好きで、高じてアロマテラピー検定一級を2010年に取得。