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運動にアロマ!おすすめ活用法でパフォーマンスアップと運動後のケアを!

適度な運動が体に良いことは分かっていても、続けるのはなかなかハードルが高いですね。そこで今回は、運動を続けるのに役立つおすすめアロマとその活用法を紹介します。「運動にアロマ?」と思うかもしれませんが、呼吸をスムーズにしたり、集中力を高めたり、運動後のケアにもアロマが活用できるのです。さらにその日の気分で香りを変えることで、運動が楽しく続けられるようになりますよ。

 

アロマは、運動でも活用できるアイテム

運動時にアロマを取り入れると、そのリラックス効果によって呼吸もしやすくなり、より多くの酸素を体に取り入れることが期待できます。その結果、ストレッチや脂肪燃焼の効果も上がりやすくなります。また香りによって、リフレッシュして気持ちを上げることができるため、より楽しく運動が行なえます。その日の気分で香りを使い分けると、飽きずに楽しく続けられるメリットもありますよ。

 

ヨガやストレッチには緊張を和らげるサンダルウッド

お香の香りで知られるサンダルウッド(白檀)には、緊張をほぐす作用があります。インドの寺院では瞑想に使われる精油で、日本でもヨガ教室などで取り入れられています。ヨガやストレッチのときに、芳香浴で取り入れるのが良いでしょう。あまり強い香りではないですが、香りが長くじんわりと続く、ベースノートと言われるタイプの精油のため、ほかの精油とブレンドすると、時間の経過とともに香りの変化も感じることができます。オレンジスイート、グレープフルーツ、ラベンダーなどが、ブレンドにおすすめです。

 

ウォーキングなど有酸素運動に、ユーカリやペパーミント

ユーカリやペパーミントは呼吸をスムーズにしてくれる精油です。呼吸がスムーズになると、より多くの酸素を体に取り入れることができるので、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動にはぴったり。運動の前に嗅いだり、首からかけたタオルに1〜2滴垂らしてみてください。すっきりした香りなので、気持ちもリフレッシュできますよ。お好みの精油とブレンドしても良いですが、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットは、光毒性(※)があるので、日光を浴びる屋外で使うときには、直越肌に触れないようにしましょう。

 

※光毒性:光に当たると皮膚にダメージを与え、炎症を起こす作用

 

大会前日は鎮静作用のアロマ、当日は集中力を高めるアロマ

最近はマラソンやダンスなどの習いごとで、大会や発表会に出るママも増えてきていますよね。大会や発表会の前日は緊張でなかなか寝付けないことも。そんなときは鎮静作用のある、オレンジスイートやカモミールローマンなどを使った、寝る前の芳香浴がおすすめです。また、試合や大会の当日は、パフォーマンス前に集中力を高めてやる気を出す、ローズマリーの香りを嗅ぐといいでしょう。

 

運動後のケアにはラベンダー

ラベンダーには鎮静・鎮痛作用があるので、運動後のリラックスや、筋肉を痛めたときにもおすすめの精油です。ベースオイルで精油を希釈したものを使って優しく筋肉をもみほぐす「トリートメント」や、ほてった部分への「冷湿布法」での使用がおすすめです。

 

<冷湿布法の行い方>

1:洗面器に水を半分程度張り、精油を1~3滴加えます(混ぜ合わせないこと)

2:タオルを縦半分に折り、端を両手で持ち中央部分をたるませUの字を作ります

3:水に浮いた精油を、タオルのたるんだ中央部ですくい取ります

4:精油が付着した部分が内側になるようにタオルをさらに細く二つ折りにし、ねじって中央部の水分を絞ります

5:タオルを手のひらで持てるくらいの大きさに折りたたみ、冷やしたい身体の部位に当てます

6:湿布が温まったころを目安に取り外します

 

まとめ

アスリートやダンサーのなかには、良いパフォーマンスをするためや運動後のケアに、アロマを取り入れている人もいます。みなさんもぜひアロマを活用し、運動を楽しんでくださいね。

 

<参考>

アロマテラピー検定公式テキスト日本アロマ環境協会)※冷湿布の方法

 

SEIKA(薬剤師・アロマテラピーインストラクター)


慌ただしい毎日の中にも、アロマをちょっとプラスして楽しんでいます。子供のパワーに負けない体を目指したい、3児の母です。薬剤師、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。