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【整理整頓を始めよう45】溜め込んだ「紙袋」は収納に!収納のお試しにも
2016年 8月 25日 06:30
連載42回の「ついつい溜まる『紙袋』、適正量を維持するコツ」では、溜まりがちな紙袋は適正量を超えたら思い切って処分しましょう、とお伝えしました。今回は、意外に便利な紙袋を使った収納方法をご紹介します。続々と家の中に侵入してくる紙袋を、その特徴を活かして再利用しちゃいましょう。
「収納は箱」という概念を捨てて、紙袋ならではの良さを発見
この写真は、私の自宅のガスコンロ一番下の浅い引き出しです。左奥のすき焼き鍋、真ん中手前のタッパー、奥のポットの隙間を埋めるように、左手前と右端に調味料とお茶を紙袋に入れてストックしています。左側の白い紙袋が分かりやすいですが、すき焼き鍋に沿って少し形が変形しています。「これがいい」のです!このスペースにピッタリの箱を見付けるのは難しいうえに、少しでも大きいと隣り合わせた鍋やタッパーとぶつかり、取り出しにくくなります。紙袋なら柔らかいので、隣同士の摩擦を和らげ、隙間の形状に合わせて変形し、無駄のない収納が実現しています。冷蔵庫の野菜庫の仕切りとしても便利です。形が不揃いな野菜を柔軟に仕切ることができ、土で汚れたり傷んできたら、気軽に捨てて、新しいものと交換すればいつでも気持ちよい収納場所を確保できます。
キレイな紙袋は、目隠しとして見える収納に再利用
こちらは、自宅のテレビ台のビフォアー、アフターの写真です。上はよく聴くCDをプレイヤーの間に直置きしていたときの写真ですが、なんとなく整然と見えないので気になっていました。ちょうど先日、お菓子を頂いたときの紙袋2つが、シンプルで素敵だったので、CDを収納するケースを紙袋で作って入れてみたのが下の写真です。これで、ガチャガチャした印象がなくなり、さらに紙袋の奥行きを利用して収納量がアップしたので、一石二鳥です。
紙袋を内側に折れば、強度もアップ
収納用の紙袋は上部を内側に折りたたみ、側面を二重にして使いましょう。折った部分をしっかりプレスして形成するだけで、強度が増します。収納場所と入れるものに応じて高さを変えれば、自由度の高い収納ケースに変身です。気になる取っ手はハサミで切っておきましょう。整然とした印象のあるプラスチックや紙の箱に収納するよりも、紙袋は少しリラックスした雰囲気が出ます。固めの素材の紙袋なら、もう少しカチッとした印象になりますよ。
収納グッズを買う前のお試し期間にも活用できる
整理という作業を終え、これから整頓を進めようと思ったとき、すぐに収納グッズを買い足さないことをおすすめしています。新しいレイアウトの使い勝手は、少し時間が経たないと分かりません。そこで、紙袋で作った簡易的な収納を試してみると、「もう少し幅があったほうが便利」「これと同じ大きさが5つ並ぶと見た目も整う」などの気付きが出てきます。その気付きが確定してから、市販品でピッタリのものを探せば、自分の生活にジャストフィットする収納が実現します。ただし、重いものを前後に出し入れする収納には向きませんので、ご注意くださいね。