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「配偶者の実家」への帰省、気が重いと答えたのは、なんと◯%以上

お盆休みに、お互いの実家へ帰省するご家族も多いのではないでしょうか。今回は、既婚の男女に聞いたお互いの実家への「帰省の頻度」「帰省の気の重さ」「配偶者の態度にムッとした事柄」などの調査結果をご紹介します。

 

1年に1回以上帰省する人は約8割、妻の実家の方が頻度が高い

ゲンナイ製薬が、配偶者がいる20~59歳の男女1,000人へ行なった調査によると、1年に1回以上「夫の実家に帰省する人」は78.3%、「妻の実家に帰省する人」は83.4%で、妻の実家へ帰る人の方が5%ほど多いことが分かりました。さらに、月に1回以上夫の実家へ帰省する人は30.2%、妻の実家に帰省する人は38.3%と、頻繁にそれぞれの実家に帰省している人も3~4割ほどいることが分かりました。

 

配偶者の実家は「気が重い」が、自分の実家は「楽しみ」

次に、配偶者の実家へ帰省するときの気持ちを聞いたところ、「どちらかといえば楽しみ」を含めて「楽しみ」と答えた人は5割弱でした。これを男女別に見ると、男性の55%は配偶者の実家への帰省を「楽しみ」と回答しましたが、女性は39.1%しか「楽しみ」と回答しておらず、逆に女性の6割が夫の実家への帰省に「気が重い」と感じていることが分かりました。一方、自身の実家への帰省に対する気持ちは「楽しみ」の回答が8割弱と、配偶者の実家よりも楽しみにしている人が3割ほど多い結果となりました。特に、女性は83.5%が「楽しみ」と回答し、男性の回答72.4%を1割以上も上回りました。

 

実家での配偶者の態度、ムッとした事柄はなに?

実家に帰省した際に「配偶者の態度でムッとなったこと」があるかを尋ねると、男性は31.7%が、女性は47.6%が「ある」と回答。どんな態度にムッとしたかを聞くと、1位「ずっとゴロゴロしている(29.0%)」、2位「嫌みを言われてもフォローしてくれない(21.9%)」、3位「知らない話題で自分たちだけ盛り上がる(20.6%)」という回答が続きました。また、男女で回答数に差があった項目を見ると、夫の「ずっとゴロゴロしている」「先に寝てしまう」「いきなり偉そうになる」といった態度に女性の回答が多く、妻の「自分のことを馬鹿にする、家族の悪口を言う」「自分の実家を馬鹿にする、悪口を言う」といった態度に男性の回答が多い傾向がありました。女性陣は、意外と男性陣がよく見ていることに気を付けたほうが良さそうですね。

 

「帰省」の気が重い理由の1つは「プレッシャー」?

また「帰省した際に、プレッシャーを受けたことがあるか」の質問に、男性の37.8%、女性の49.7%%が「ある」と回答。プレッシャーの内容は、1位が「親戚の集まり(一緒に楽しまないかなど)」で28.7%、2位が「世帯収入(きちんと生活していけるかなど)」で25.6%、3位が「子どもの誕生(子ども、2人目、3人目はまだかなど)」で24.9%と並びました。配偶者の実家への帰省を「気が重い」と思うのと同じように、親戚付き合いをプレッシャーだと思う人が3割程度いることが分かりました。

 

親戚付き合いで楽しいのは「子どもたちの相手」

そこで、両親以外の親戚との付き合いについて、「やっていること」と、「前向きにしているか」を尋ねたところ、実行率1位は「冠婚葬祭(84.5%)」、2位は「手土産の準備を行なう(74.1%)」でした。また、実行していることのなかで「楽しみながら、積極的に行なっている」回答数が多かったのは「親戚の子どもたちの相手をする」「お祝いの集まりへの参加」でした。久しぶりに会う親戚の子どもと話したり、親族が集まるお祝いごとが楽しいと思う人は、ほかの事柄と比べて多のかもしれません。

一方、実行率が低かったのは「旅行に行く(42.2%)」「お中元やお歳暮を贈る(43.8%)」でした。冠婚葬祭や義父や義母の誕生日などのお祝いを通して会うことはあるものの、一緒に旅行に行くほどではないというのが、おおむねの親戚付き合いの距離感のようです。

 

◇企業プレスリリース|ゲンナイ製薬 2016年8月4日「「帰省時に夫婦が感じるプレッシャーに関する調査」より
http://gennai-seiyaku.co.jp/press/index.html

 

qufour(クフール)編集部

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