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40~60代女性の「埋蔵靴」は平均7.7足!履かない理由は「外反母趾」!?

買ってはみたものの、長時間履くと足が痛くて、結局しまい込んでいる「埋蔵靴」ってありますよね。今回は、40代~60代の女性に聞いた「埋蔵靴」の実態と、足の悩みについての調査結果をご紹介します。

「歩きやすさ」と「オシャレ」を両立した靴選びは難しい

毎日履いている靴は、「歩きやすさ」と「オシャレ」の両方を備えていて欲しいと思うものの、フィットした靴を見付けるのはなかなか難しいものですよね。今回は、女性向けシューズブランド「fitfit(フィットフィット)」が全国の40代~60代の女性1,413人に行なった「足の悩みに関する意識調査」をご紹介します。調査結果でも、フィットした靴を見つけられてない人は多く、お蔵入りの靴があったり、足や靴に何かしらの悩みをもっているようです。

 

1年以上履いてない靴、平均7.7足、10足以上という人も

まず「1年以上履いてない靴があるか」を尋ねたところ、9割の人が「ある」と回答。40代~60代の女性のほとんどが、履いていない靴を持っていることが分かりました。また、「履いてない靴がある」と回答した人へ「何足あるか」を聞いたところ、平均7.7足の履いてない靴があることも判明。40代~60代女性は全国に約2,640万人いる(総務省・2016年6月)ので、7.7足×2,640万人=約2億足の「埋蔵靴」が眠っている可能性があるそうです。ちょっとびっくりする数字ですね。

 

靴購入では、履き心地のほか「価格」や「デザイン」も重視

次に「靴を購入する際に重視する点」を聞いたところ、1位「履き心地(87.4%)」、2位「歩きやすさ(80.3%)」、3位「デザイン(71.8%)」、4位「価格(55.3%)」という結果に。2013年に行なわれた調査と比べると、「デザイン」が53.6%から71.8%に、「価格」が39.7%から55.3%にそれぞれ増加し、3位4位へランクを上げています。履き心地や歩きやすさだけでなく、「年を重ねてもオシャレをしたい」「コストパフォーマンスを重視したい」という女性が増えているようです。

足・靴の悩みの1位は「外反母趾」

一方、「足・靴に関する悩みを抱えていますか」との質問には、8割の人が「はい」と回答。一番多かった悩みは「外反母趾(42.4%)」。2番目には「高いヒールの靴が履けない(38.8%)」という回答でした。合わない靴やハイヒールで足を酷使してきた人が、足に悩みを抱えている状況が伺えます。

 

外反母趾の自覚症状は、年代が上がるとともに増加

「自分は外反母趾だと思いますか」という質問に「そう思う(28.2%)」と回答した人の年齢を確認すると、40代で17.0%、50代で25.9%、60代で37.2%と、年代が上がるごとに増加しており、加齢とともに外反母趾に悩む人が増えていることが分かります。

 

外反母趾にならないために気を付けたい3つのポイント

国際医療福祉大学三田病院整形外科の須田康文医師によると、外反母趾は、足の甲や足首、膝、腰などが痛むなど、親指以外に症状が出ることもあるそう。悪化すると歩くのが不安定になり、つま先立ちしにくいなど機能的な問題にもつながります。外反母趾にならないためには、以下の「よく歩く」「靴選び」「歩き方」に気を付けるといいそうです。

【よく歩く】足の筋力を保つためによく歩く

【靴選び】先端の細い靴を避け、5本の指が靴の中で伸びる靴を選ぶ

【歩き方】歩くときはかかとから地面につき、つま先から離れる歩き方で、重心が前に偏りすぎないようにする

 

◇【40代から60代女性の足の悩みに関する意識調査】全国の中高年女性の家に、約2億足の“埋蔵靴”が眠っている可能性あり!?~中高年女性約8割が足にお悩み~(DoCLASSE)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000007960.html 

 

 

qufour(クフール)編集部

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