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「やる気」「勉強」「寝かしつけ」「風邪」子育てに役立つおすすめアロマ

毎日子どもへの悩みは尽きないもの。今回は子どものやる気、勉強、寝かしつけ、風邪のときに知っておくと役立つ、おすすめアロマと使用法、子どもへ使う際の注意点を紹介します。朝はシャキッと やる気を出してほしい、勉強するときは集中して取り組んでほしい、早く寝てほしいと、場面に合った行動をしてほしいと思っているママは多いですよね。そんな時にアロマを取り入れると、悩みが減るかもしれないですよ。

アロマ活用法:芳香浴

芳香浴法は、一番手軽にアロマテラピーのできる方法です。アロマポットやディフューザーなどの器具を使うのはもちろん、ティッシュやコットン、または熱めのお湯を張ったマグカップへ、精油を1~2滴垂らし、香らせたい場所に置くだけでも楽しめます。また、エタノールと精製水で精油を希釈したルームスプレーを作り、部屋に1~2プッシュするという方法も芳香浴です。ルームスプレーの作り方は、こちらの記事でご紹介していますので、気になる方は作ってみて下さい。3歳未満の乳幼児がいるご家庭では、芳香浴のみにしておきましょう。

 

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アロマ活用法:アロマトリートメント

「手当て」という言葉もあるように、肌に優しく触れられるだけで、癒しやリラックス効果になります。3歳未満の乳幼児なら、精油を入れないトリートメント用のベースオイルを使って体の表面をさするだけも子どもへの癒しにつながります。おすすめのベースオイルはどんな肌質の人にも馴染みやすい、ホホバオイルです。ティースプーン1杯くらいのオイルを手に取り、手を合わせて体温に慣らしてから子どもの肌を優しくなでさすってあげてください。3歳を過ぎたら、リラックスできる精油を選んで、大人の使用する濃度の1/10程度に希釈したトリートメント用オイルを作って、同じようにさすってあげるといいでしょう。

  • 成人の精油量目安はベースオイルの1%以内(ベースオイル10mlに対し精油が2滴以内)
  • 子どもの精油量目安は0.1%~0.5%以内(ベースオイル50 mlに対し精油が1滴以内)
  • 精油は1滴が0.05mlです

 

精油を使用する際の注意点

子どもにアロマテラピーを行う際は、以下の4つの点に注意して行ないましょう。

  1. 3歳未満の乳幼児は、芳香浴法のみにしましょう。また、濃度や使用時間にも気を付けましょう。使用する精油は1滴にし、長くても30分以内のみの使用がおすすめです。使用中に気分が悪くなったら、すぐに換気をしましょう
  2. トリートメントやアロマバスなど精油が肌に触れる使用法では、精油が皮膚から吸収されます。子どもの皮膚は大人より薄く、吸収された精油を分解する力も弱いため、精油は大人の使用量の1/10〜1/2程度にしましょう
  3. トリートメントやアロマバスでの使用時は、皮膚に赤みやかゆみなどの刺激を感じたら、すぐに大量の流水で洗い流しましょう
  4. 精油のビンは乳幼児が持ちやすい大きさのため、誤って口に入れたりしないよう、子どもの手の届かない場所に保管しましょう

 

おすすめアロマ:やる気を出したいときは柑橘系

オレンジやグレープフルーツ、レモンなど柑橘系の香りは子どもたちにも人気のある香りです。気持ちを明るくしたり、リフレッシュ作用がある精油なので、1日を気持ち良くスタートさせるために、朝の使用がおすすめ。リビングや子ども部屋での芳香浴がいいですよ。

 

おすすめアロマ:勉強に集中させたいときはスッキリする香り

勉強のときにおすすめの精油は、ペパーミントとオレンジスイートです。日本アロマ環境協会(AEAJ)によると、この精油で芳香浴をしながら小学生に計算をしてもらったところ、計算ミスが減ったという実験結果も得られています。学校から帰宅後、宿題をやるときに、リビングや子ども部屋で芳香浴をするといいですよ。また、ついだらけてしまう夏休みなど、なかなか勉強がはかどらないときに使うのもおすすめです。

 

◇アロマ研究所【No.16】ペパーミント/オレンジ・スイート精油の香りが小学生の計算ミスとストレス軽減に寄与(日本アロマ環境協会)
http://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol16.php

 

おすすめアロマ:寝かしつけには鎮静作用のある精油

寝かしつけにおすすめなのは、鎮静作用のあるラベンダーやオレンジスイート、カモミールローマンです。入浴後のトリートメントや寝室での芳香浴が良いでしょう。カモミールローマンは子どもに親しみやすいリンゴのような香りです。それぞれ単独で使うだけでなく、ブレンドもできるので、気分に合わせてアレンジしてみてもいいですね。

おすすめアロマ:風邪を引いたときは抗菌作用のある精油

ユーカリやティートゥリーには、抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪を引いたときの芳香浴におすすめの精油です。部屋の空気の浄化が期待できるので、咳やくしゃみで空気中に広がる菌を抑えてくれます。皮膚や気管支への刺激が出やすい精油なので、使用する際は芳香浴に留めておきましょう。

まとめ

アロマテラピーはリラックス、リフレッシュ、集中、部屋の空気の浄化など、子どもにも多くのメリットがあります。子どもの頃からアロマに親しんでいると、大きくなってからアロマの香りを嗅いだときに、ママとの思い出がよみがえってくるでしょう。精油の濃度や使用法には十分注意しながら、子どもにもぜひアロマを活用してくださいね。

SEIKA(薬剤師・アロマテラピーインストラクター)


慌ただしい毎日の中にも、アロマをちょっとプラスして楽しんでいます。子供のパワーに負けない体を目指したい、3児の母です。薬剤師、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。