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【栄養士まなさん節約レシピ11】知って節約「おかずのリメイク」和風編

食べ盛りのお子さんがいると、ついつい食事を多めに作りがち。今回は、そんな多めに作った料理のリメイクアイデアをご紹介します。煮物などは多めに作ったほうが美味しくなるというメリットもありますし、リメイクを上手にかしこく繰り回せば時短もできますね。ちょっとしたアイデアを増やして、料理を楽しんでいきましょう。

 

肉ジャガリメイク!揚げ袋入りコロッケ風

「余った肉ジャガをコロッケにする」というアイデアはよくありますが、わざわざ丸めて小麦粉と卵とパン粉を付けて、油で揚げる、となると結構な手間になりますね。それに、カロリーオーバーも心配です。潰してお揚げの袋へ入れて、オーブントースターで焼くだけで、外側カリカリのコロッケ風のおかずになります。お弁当のおかずにも使えますよ。

 

材料

残った肉ジャガ1皿分、お揚げ1枚、好みで溶けるチーズやカレー粉など適量。写真の肉ジャガの分量で4個できます。

作り方1:お揚げの下準備

「すし揚げ」などの名称で売られている、四角いお揚げを用意します。1枚を半分に切って使います。四角に切るほうが入れやすいと思いますが、お好みで三角でもいいです。開いた辺に指を入れて開いて袋状にします。

 

作り方2:お揚げの中へ肉ジャガを詰めます

肉ジャガは木ベラなどを使って軽く潰します。煮汁も少し加えるとなめらかになります。お好みですが、チーズやカレー粉を混ぜてもいいですね。スプーンを使ってお揚げの袋に入れます。

 

作り方3:オーブントースターで焼きます

焼き時間は機種によって異なりますが、トーストを焼くときの設定が目安です。1分ほど余熱しておいたオーブントースターに入れ、2~3分焼いて外側に軽く焦げ目がついたら完成です。あれば生野菜を添えてお皿に盛ります。

 

煮物をリメイク!ちょっとのお刺身をプラスして混ぜ寿司に

少し残ったひじき煮に、お刺身、錦糸卵、大葉などを足して混ぜ寿司にリメイクすれば、立派な翌日のメインになります。4人前までなら、お刺身の盛り合わせは1パックで十分です。すし酢は、塩1:砂糖2:お酢3~4の割合で合わせるだけで作れますが、もちろん市販のものでかまいません。彩りに使う錦糸卵は、時間があるときに作って、刻んで冷凍しておくといろいろ使えて便利ですよ。

 

揚げたお餅をプラスして、お吸い物を雑煮にリメイク!

少しだけ昨夜のお吸い物が残っていたら、季節外れですが、お雑煮にリメイクしてひとりランチに活用しましょう。小さなフライパンに少しだけ油を入れて揚げ焼きにするか、もっと簡単にするならバターを乗せてオーブントースターか中火の魚焼きグリルで焼いてもOKです。写真では常備の冷凍三つ葉を散らし、柚子胡椒を添えています。

 

まとめ

今回は、たまたま余ったおかずを、面倒でない程度に一手間かけて違うメニューにリメイクするアイデアをご紹介しました。リメイクのためにおかずを多めに作るのも、時短ができていいですね。

 

 

まなさん(管理栄養士)

初めて包丁を握ったのは小学4年生。料理好きが高じて管理栄養士に。
主婦歴30年、得意分野は「オカンのメシ」。
大食いダンナと偏食息子のために日々料理を作る。
おしゃれな盛り付けとは生まれてこのかた無縁なのが少し悲しい。