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自転車のパンク疑惑、最初の対処は100円均のアレを交換。工具も不要
2016年 2月 27日 06:30
自転車のタイヤの空気が抜けているとき、もしかしたらそれはパンクではなく、虫ゴムの交換で対処できるかもしれません。虫ゴムは100均でも手に入り、交換は私にもできる作業です。私の家のほとんどのケースが、虫ゴム交換だけで済んでいます。自転車店へ持ち込む前に、試してみる価値はあると思いますよ。
バルブ種類の確認と必要なもの
まずタイヤに空気を入れるバルブの種類を確認しましょう。写真左上は「英式」と呼ばれるバルブで、いわゆる「ママチャリ」など、一般的な自転車に採用されています。今回は、この「英式」の虫ゴムを交換する方法をご紹介します。今回使用する部品は、ダイソーで購入した虫ゴムセット(写真右)内の、小さなゴム1つのみになります。ちなみにバルブには、「英式」のほか、「仏式」「米式」などがあり、流行の高級自転車などで使われることのあるものです。
作業1:キャップを外す
黒いキャップを回して外します。キャップはなくさないように注意してくださいね。
作業2:袋ナットを外す
バルブ中央の出っ張ったネジ「袋ナット」を反時計回りに回すと緩むので、そのまま回し続け、外します。
作業3:虫ゴムバルブを引き抜く
バルブの中心にある、細い金属の筒「虫ゴムバルブ」を真っ直ぐ上に引き抜きます。
虫ゴムを外す
ゴムの部分を外します。切れていたり、穴が開いていたりしますが、もう使わないので、外す際に、ちぎれてしまっても構いません。すべてきれいにはずし、虫ゴムバルブのみにします。
虫ゴムバルブに新しい虫ゴムを取り付ける
虫ゴムバルブに新しい虫ゴムを取り付けます。虫ゴムバルブの真ん中あたりに太い溝がありますので、虫ゴムの上端が溝をすっぽり覆うくらいまで被せましょう。溝より下にゴムがあると、後でゴムが虫ゴムバルブから外れてしまう恐れがあります。
虫ゴムバルブを取り付ける
虫ゴムバルブの出っ張りを、バルブの溝に合わせて差し込みます。このとき、少し浮いたような状態になっても大丈夫です。後から取り付ける袋ナットで閉められます。
袋ナットを取り付ける
袋ナットの丸みがある方を上にして、バルブに取り付けます。緩まないようにしっかり回しましょう。
空気を入れ、キャップを取り付ける
空気入れで空気を入れたあと、黒いキャップを取り付ければ作業は完了です。
まとめ
我が家には、子どもの自転車を合わせて6台の自転車があり、これまでに5回ほど虫ゴムを交換しましたが、今のところ、虫ゴム交換だけで対処できています。自転車店の店員さんに尋ねたところ、パンクより虫ゴムの交換で対処できるケースの方が多いそうです。自分で虫ゴム交換をしても、またタイヤの空気が抜けるようなら、ほかに原因があるので、自転車販売店で修理を依頼してくださいね。