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枠のセットがあれば簡単!子どもと作る「手すきハガキ」の年賀状

特別な人への年賀状に、温もりのある手すきハガキを作ってみませんか?子どもと一緒に作って、おじいちゃん、おばあちゃんへ送ってもいいですね。家で簡単に作れる「紙すきセット(ダイワ)」を使って、牛乳パックから作れる、手すきハガキの作り方を紹介します。

 

用意する道具と材料

今回は、ハガキサイズの紙を作れる「紙すきセット」(ダイワ・参考価格890円)を使ったハガキの作り方を紹介します。セットを使うと思いのほか簡単に手すきハガキが作れますよ。セットには、ハガキ2枚分のパルプが付属していますが今回は使用せず、1Lの牛乳パックを使って3枚のパルプ液の作り方からご紹介します。

<ハガキ3枚分の材料と道具>

1. 洗った牛乳パック(1L)・・・1本

2. 紙すきセット(すき枠、容器、網、網板、パルプ(ハガキ2枚分)、パルプはがし、郵便スタンプ、説明書)

3. 鍋

4. ハサミ

5. ミキサー

6. ペットボトル(2L)

7. タオル

8. アイロンと当て布

牛乳パックを水に浸す

牛乳パックの防水用コーティングをはがすのが最初の作業です。2〜3日水に浸してしっかり水が染み込むと、きれいにシートがはがれます。手早く取りかかりたいときは、1時間ほど弱火で煮てから一晩置いてもきれいにはがすことができます。

 

両面のコーティングフィルムをはがす

水分を含んだ牛乳パックの裏と表のコーティングフィルムを手ではがし、細かくちぎります。

ミキサーにかける

ちぎった紙の1/3と500mlの水をミキサーにかけます。スイッチは入れっぱなしではなく、状況を見ながら入れたり切ったりして撹拌しましょう。紙の繊維がほぐれたら、残りのちぎった紙を2回に分けて入れ、その都度撹拌します。

 

ペットボトルに入れる

ドロドロになった原液を、少しずつベットボトルに流し込みます。1Lの水を足して、合計1.5Lにすると、ハガキ3枚分のパルプ液の出来上がりです。

すき枠に網板と網をセットする

すき枠に硬い網板と柔らかい網をセットします。

パルプ液500mlを枠に流し込む

ペットボトルのパルプ液をいったん振ってから500ml分を軽量カップに出し、枠の中に均一に広がるように注ぎ入れます。でこぼこしているところは指でならして、ハガキの厚さが偏らないようにします。

水を切る

すき枠を水から引き上げて、パルプ液の上に網と網板を乗せ、上から抑えて水を切ります。

 

すき枠から外す

硬い網板ごとすき枠から外し、網板を取って柔らかい網と紙の部分をタオルの上に置きます。

タオルでしっかり水を切る

ハガキをタオルの間に挟んで、上から手で体重を掛けて水分を絞り出しましょう。ここで、しっかり水気が切れていると乾きが早くなります。

じっくりと乾かす

網を外して、ガラス窓へ貼り付けて1日乾かすか、急いでいるときはアイロンで乾かします。アイロンを使うときは、ハガキの上からガーゼなど当て布を乗せ、その上から高温設定でアイロンをかけてしっかり乾かします。少し時間がかかるので根気よく乾かしましょう。乾いてくると、紙の色が白くなるのでわかりますよ。

 

まとめ

出来上がった紙に、郵便番号枠を赤で書き入れます。紙すきセットには、郵便スタンプが入っているので、これを利用しましょう。またパルプ液を流し込んで水分を含んだ紙に、色紙や糸、落ち葉や押し花などを乗せて、水を切れば、きれいな模様を入れることもできます。すき枠は、100均で購入できる写真立てや木材と、園芸用の鉢底ネットなどを使って手作りしてもいいですね。お子さんと一緒に手すき紙にトライしてみてはいかがでしょうか。

 

やまも

最近、子どもと折り紙をよく作るようになりました。
「お得」「簡単」「時短」が大好きな
ズボラ主婦です。
「子どもと過ごす時間が楽しくなる」記事を書けるように心がけてます。
色彩について勉強中。
アシスタント・カラーコーディネーター取得。