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ノロやRSウィルスの予防にも。雑菌を1/100にする「正しい手洗い」

寒くなり、乾燥してくると、風邪やインフルエンザが流行りなじめます。また最近では、ノロウィルスやRSウィルスの感染も増えているようですね。そこで今日は、正しい手の洗い方をおさらいしてみてましょう。

手を洗う時間は、30秒以上が正解

石鹸をつけて水で流せば洗ったことになる……とはいきません。手に付いた雑菌をきちんと洗い落とすには、しっかり石鹸を泡立てて30秒かけて洗いましょう。手についた雑菌は15秒の手洗いで1/10に、30秒の手洗いで1/100まで洗い流せると言われています。ハッピーバースデーの曲を2回歌うくらいが丁度いいそうなので、子どもと一緒に歌を歌いながら手洗いをするのもいいですね。

 

爪の中と親指の周りをきちんと洗えていますか?

女性はきれいに爪を伸ばしている方もいると思います。爪の間は汚れが落ちにくい場所。爪ブラシを使ってきれいにするのが一番ですが、普段の手洗いの中では、手のひらに爪を立ててこするとで、指と爪の間のすき間に石鹸の泡が行き届きやすくなります。また、親指の周りや手首も見落としがち。 反対の手でぐるぐるっと握って、泡でしっかりとこすりましょう。


<手洗いの順番と6つのポイント>
1.    手のひら
2.    手の甲
3.    指の間
4.    指先と爪の間
5.    親指の周り
6.    手首

 

蛇口を閉めるときの注意

手を洗う前に触った水栓には、手を洗う前の雑菌がついています。水を止める時は、なるべく手首や肘をつかって蛇口をしめるようにして、触らないようにしましょう。どうしても触らなければならない時は、石鹸のついた手で水栓も一緒に洗ってしまいましょう。

 

手を拭くタオルはきれいですか?

きれいに洗った手を拭くタオルやハンカチ。新しいものを使っていますか?子どもたちのハンカチが何日もポケットに入れっぱなしだったり、洗面所のタオルが何日も取り替えられていない状態だと、せっかくの手洗いも台無しです。ハンカチやタオルは頻繁に取り替えて、清潔で乾いたタオルで手を拭くようにしましょう。

 

風邪やインフルエンザの予防も、まずは手洗いから

空気が乾燥して風邪やインフルエンザが流行り始めるこの季節、手洗いは感染症予防のはじめの一歩です。手を正しく洗えてないと、せっかく手を洗っていても雑菌やウイルスの感染源になってしまいます。特に、「いい加減な手洗い」は、洗った気になっているため、より注意が必要なことも。正しい手洗いで、家族の健康を守りたいですね。

◇情報引用元:外出 日本ユニセフ協会「世界手洗いの日プロジェクト」
http://handwashing.jp/

 

reirei

家事の中で苦手なのは片付け、比較的得意なのは料理。 作ることが好きなので、編み物したりアロマで化粧水や石鹸を作ったり、ハンドメイドやDIYで生活を楽しんでいます。