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熱い緑茶を2分で飲み頃まで冷ます湯呑みがお気に入り!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
ONDOZONE 白湯(さゆ)専科 白湯呑み

豊臣秀吉の家臣の石田三成は、少年期から賢く気が利くキャラクターとして知られる。そんなキャラクターを象徴する分かりやすいエピソードが「三献茶」だ。秀吉が鷹狩りの帰り道に寄った寺の小僧が、最初はぬるめの茶を出し、2杯目には少し熱めの茶を、3杯目には熱い茶を献じた。その気配りに感心した秀吉が、小僧を取り立てたという話。寺の小僧は、もちろん三成だ。

そんな逸話を、ドウシシャの湯呑みで茶をすすりながら思い出した。「あぁ……三成に、今は熱いお茶をたった2分で飲みやすい温度に冷ましてくれる湯呑みがあるんだよ」と、教えてあげたくなった。

「ONDOZONE 白湯(さゆ)専科 白湯呑み(以下「白湯呑み」)」は、その製品名が示すとおり、白湯を飲むために開発されたもの。水筒などで使われる真空断熱構造のように、2重にしたステンレスが使用されている。だが、ステンレスの内側と外側の中間は真空ではなく、吸熱剤が入っている。そのため熱い湯を注ぐと、約2分で白湯として飲みやすい60〜65℃にまで下げてくれる。価格は2,728円。

前述の逸話が実話だとすれば、三成は熱い茶を何度か異なる器に入れ替えることで、素早く飲み頃の温度に下げたのだと思う。あくまで推測だが、未使用の器に注ぎ直すことで、およそ10℃温度が下るといわれるからだ。もし100℃の湯であれば、急須に注いで10℃下がり(90℃)、別の湯呑みに注ぎ直して80℃まで下がる。さらにもう1度か2度注ぎ直して70℃以下に下げて、寺の台所から秀吉を待たせている客間に持っていく間にさらに数℃下がって、献じた時には飲み頃になるという計算だ。2杯目を用意する時には1度だけ注ぎ直し、3杯目では注ぎ直さず湯呑みにいれたものを熱いままで持っていったのではないだろうか。

白湯呑みは、そんな手間をかけずに注いだ湯や茶を冷ましてくれるのだ。筆者はこれを、主に緑茶を飲むのに使っている。特に夕飯後、胃腸の壁にこびりついた油脂を洗い流すために熱い緑茶を飲んでいる(実際に洗い流せるのかは分からないが……)。

緑茶を飲むのに使っている

一般的な湯呑みに緑茶を注ぐと、しばらくは飲むのはもちろん、湯呑みを触るのも熱すぎる。一方、この白湯呑みに注いだ場合は2分ほどで程よく冷める。2分でごくごく飲めるほど冷めるわけではなく、飲み頃かつ味や香りを感じるのにちょうど良い温度になるのだ。

器の外側は、熱くはなるものの持てなくなるほどではなく、湯呑みを両手で包むように持てば、カイロのように手を温められる。寒い季節に使えば、心も温まりそうだ。細かいブツブツのあるシボ加工が施されているため、触り心地が良いのも気に入っている。

カイロのように手を温められる
シボ加工が施されているため、触り心地が良い

重さは約188gと軽く、陶器のように割れる心配もないため、使ったことはないが、キャンプなどのアウトドアでココアを飲むのにも適している気がする。

また、器の外側の底にはリング状のラバーが貼ってあるため、テーブルやデスクの上に、静かに置くことができる。カツンという音がしないため、オフィスで利用するのにも良さそうだ。

すぐに冷ましてくれるため、子供や猫舌の人にもおすすめしたい。マグカップ型もラインナップされているので、ぜひチェックしてみてほしい。

底にはリング状のラバーが貼ってあるため、テーブルやデスクの上に、静かに置ける
河原塚 英信