爪強化の「男のマニキュア」を始めてから育爪に目覚めた話

筆者はヒゲ面の大男ですが、最近では「ネイル」をたしなんでいます……という記事を書きました。爪が割れやすいので、爪を補強するコート剤を塗布し始めたという話。

コート剤の効果はてきめんで、塗布すると明らかに爪が硬く強くなった感触がありました。重ね塗りするとさらに。コート剤を使い始めてからは爪が割れたり欠けたりすることはなくなりました。

ただコート剤の多くは「爪が多少テカる」「爪が妖しくきらめく」ことが多い。自分の爪の光沢を見るたびに違和感を感じていました。

使ったコート剤……というか爪強化マニキュアはBCL「ネイルネイル ネイルサポート Na」です(価格：770円)

左が塗布前、右が塗布後。爪が保護・強化され、以降は爪が割れたりすることはなくなりました

でも爪がミョーに光ってしまう……なんか違和感が

そこで爪強化コート剤の上からマット(ツヤ消し)のトップコートを塗布。爪のツヤは消え、爪を見ても違和感を感じなくなりました。

使ったのはORBIS「マット・トップコート」(価格：1,210円)

爪強化コート剤の上から塗布すると、とても自然な仕上がりになりました!

ほとんど透明なので地爪(なにも施していない生の爪)に見えます

ただ、トップコートはけっこう剥がれやすい。塗布して1週間経たないうちに端から剥がれてきます。爪強化コート剤との相性もあると思いますが「こんなにすぐ剥がれちゃうの?」と。部分的に剥がれるので、デコボコで表面質感もバラバラで、とても見栄えが悪い。

トップコートが剥がれてきた様子。トップコートの下に塗った爪強化コート剤も時間とともに剥がれてきますが、トップコートのほうが早く剥がれるようです

なのでいったん除光液でトップコートも爪強化コートも落として、塗り直し。数日ごとにコレをやっていたのですが、もーホントにメンドクサイ!

しかし、そんなところでイイモノを発見。マット仕上げになる爪強化コート剤です。さっそく使用。

期待したほどのマット仕上がりではなかったのですが、1度塗るだけでけっこう補強された感じがしつつテカテカというほどでもないので、まあこれならいいかな、と。以降、この爪補強コートを使い続けるようになりました。というのが冒頭リンク先の記事の話です。

使ったのはロート「メンソレータム ハンドベール リッチネイル爪補強コート」です。1,000円弱で買いました

「ツヤなし」タイプです

塗布した様子。ツヤなしにしては、ちょっとテカる感じ

「育爪」してみる

その後、このロートのコート剤もやっぱり結局剥がれてくることがわかりました。まあマニキュア的なものなのでしょうがないですけどね。都度、除光液でコート剤をいったん除去して塗り直していました。

そうこうしているうちに、筆者内部にある変化が。「爪の表面が滑らかで、多少光沢があるほうが、いいな」と思うようになったのです。

きっかけは小物の商品撮影。自分の手で商品を持った様子を撮影していて、「あっ爪に光沢があるほうがイイ感じの写真になるかも」と思いました。

そうか……じゃあ……と前出のBCL「ネイルネイル ネイルサポート Na」を再度使ってみることに。それで商品撮影したら、ん! なかなかイイ! 好印象! という感じに。

ただ、筆者の場合は地爪が滑らかでない。縦筋があり、部分的に若干デコボコしている。

じゃあ試しに、地爪を滑らかにして、そのうえに光沢の爪補強コート剤を……と考えて、ネイルファイル(爪ヤスリ)を使って爪表面を整えてみました。ホントは爪が弱いタチなので、ネイルファイルで爪に光沢をもたらすのはよろしくないんですけどネ。でも後で爪強化コート剤使うし……みたいな。

使用したネイルファイル各種。ネイルファイルの類は多種多様なので、いろいろ試して性能を比べてみました……職業病かもしれませんネ!?

左がネイルファイル使用前、右が使用後

すごい、こんなに爪が、生き生きとキレイに! 筆者史上、最高に、キレイな爪!

と感動するとともに、筆者内部で扉が開かれたようです。バーン! と音をたてて、扉が全開となり、「爪もっとキレイにしよっと!」と100％思うようになりました。

同時に爪に関してアレコレ調べ始めました。表面磨いていいの? 爪はどう切ればいい? 爪の縦線をなくすには? などなど、爪関連の知識を夜な夜な大吸収している筆者です。

そして「育爪(いくづめ)」なるものがあることを知りました。爪ってケアすると長さや形状を変えていくことができるそうです。マッサージやネイルオイルの塗布、爪先の整え方次第で、爪を細く長くしたりできるそう。

じつは筆者、自分の爪の形に若干のコンプレックスがありました。横に広く縦に短い典型的な「男爪」です。カッコ悪い爪だなーでもまあいいか、くらいな感じですが。

え、でも、これをキレイな方向に変えられるの? 育爪で? マジ!?

じゃあソレ! 育爪する!

そうして育爪を始めて半月ほど経ちますが、なるほど、確かに、徐々に爪の形が変わってきて、指先も健康的になってきたような。爪と指を接合している組織部分のハイポニキウム(爪下皮)も伸びているようで、指の腹が爪先に引っ張られるような感じもあります。時間がかかるケアですが、おもしろいですね、育爪。

筆者の育爪の方法は、手を洗って爪とその周辺の汚れをしっかり落とした後、ネイルオイルの類を爪に塗布し、それを馴染ませつつ爪と指先をマッサージ。それを終えたらハンドクリームを爪と指先に塗っています。なお、ある程度育爪が進むまで、前出の爪強化コートは使わないことにしました。

そうしているうちに、気づきが。

筆者はネイル・ハンドケアしていると、なんかこー心穏やかになるんです。女性がよく、ホッと一息つきながら、ゆっくりハンドクリームを塗り込んだりしていますが、アレって手のケア以上に「癒しの時間」なのではなかろうか? と。何人かの女性に訊いてみましたところ「そうなのそうなの」「それ大きいですねー」とのことでした。

育爪をしていてひとつ気になるコトもありました。筆者は既にツヤツヤの地爪を気に入っているわけですが、「爪がテカテカとキレイな感じの男性を、女性はどう思うのか?」みたいなことです。

そこで何人かの女性にそれを質問してみました。結論から言いますと、ほとんどの女性が男性の爪がテカテカしていることについて肯定的でした。一部「テカテカし過ぎているのは気になる」というご意見もいただきましたが、「男性の爪がテカテカしているのはイヤ」という意見はありませんでした。

ご参考までに、男性の爪がテカテカしていることについていただいた女性のご意見をピックアップしてみます。ご意見の掲載は了承済みです。なお、女性の年齢層は30代～50代といったところです。

なかには「いっそのこと強化をエスカレートさせて黒や茶などカラーも楽しめば良いのでは? 全指じゃなくて何本か色が付いているのもオシャレですよね」というご意見もありました。そこで、男性が爪に色を付けたりデコレーションしたりすること(いわゆるネイル)についても訊いてみました。

といった感じでした。参考になります! ご意見ありがとうございました! さぁ記事を書き終えたことだし、育爪しなくちゃ♪

始めたばかりの育爪ですが、なかなか深い世界のようです。機会があれば筆者的育爪生活、ツール、失敗や成功などの体験を記事にまとめてみたいと思います。